ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6425,閑話小題 〜わたしにとってドモリは武器である
扱われています。ところが私などから見ますと、どう考えても大僧正の
興味のテリトリー外のテーマなどが書かれてありまして、ずばり
訊きますが『和尚前白』は大憎正が書いたもの?
・島地「今日はすべて告白しよう。あれは全部オレが書いたものだよ。
しかしよく分かったね。読み込んでいるなあ、矢野は」
・矢野「ただ『速記録』で実際に大僧正が語った回想や時評をうまく
リライトされているのもあります。ですから島地さんの全くの創作ばかり
とは言い切れない。今日は漢幸雄さんが収集した『和尚前白』を持参して
きましたので、どれが完全に島地さんの創作なのか教えてくれませんか」
・島地「いいとも。(『和尚前白』を読み進めながら)第一回からオレの文章。
確かに。うまいなあオレは。(国連総会演説を取上げた回を示し)これもオレ。
高校野球の話、これもオレだ。この回は大僧正の話をまとめたもの。これも
オレじゃないかな。ほんとに大僧正が愚依してるね。いま読んでも面白い!」
・矢野「スポーツや外国小説がテーマのものやアル・カポネの話もみんな
島地さんの創作なんですね」
・島地「もちろん、そうだよ」
・矢野「このインタビューを読んでひっくり返る人、いっぱいいますよ。
いま島地さんは『乗り移り人生相談』という連載をされていますが、
まさに当時から大僧正に乗り移ってたことになりますから」
▼ 私もひっくり返った一人である。島地が今東光に憑依しないと、
あれだけの名回答は出てこない。そうすると、この本の題名「知る悲しみ」
に通じてくる。「知らない悲しみより、知る悲しみの方が上質」としても、
読者の一人として、知らない方が良かったと思うのが人情。ここで紹介されて
いる「エロ・アーカイブ」は興奮した。飼犬の秋田犬と夫婦の3P?を生々しく
書いてあるが・・ 今度ここで紹介しようか?ー【スカトロ・マニア】犬の
ロッキーを恋人にした私の妻ーと検索すると出てくるが、お勧めはできない。
成るほど、「知る悲しみ」そのもの・・ 上質かどうかは別!
10月16日(火)
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