ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[384241hit]
■6398,閑話小題 〜何やら面白い日々!
≪『起こったことを人生のギフトと思うか?人生の重荷と思うか?』
これが、私の人生を変えた『魔法の質問』です。身長90cmの身体で、
常に厳しい現実と向き合っていた。骨の成長が十分でなく、折れやすい。
ある年の愉しみにしていたハロウィーンの時、彼が唯一、仮装の世界でこそ、
堂々と自身の存在を「普通」が当たり前というリアリティから身を隠せると
いう意味で、私がイキイキできる日だった。小学校4年の、その日、彼の最も
恐れていた不可抗力で骨折した。そのとき、痛みと苦痛で、全身に汗が吹き
出すほど流れ、痛みに喘ぐ彼に、母は、じっと私の目を見つめて言いました。
<『ショーン、これは人生のギフトだと思う?それとも、重荷だと思う?』>
それどころではない苦痛に耐え、怒りとイライラで、母にこう言う。
『何を言ってるだ?ギフトは誕生日にもらうもので、開けて喜ぶもの。』」
と、いま痛みの中にいる当時からすれば、当然の言葉だろう。だが、
母のこの言葉は、その後の人生を大きく変えた。そして現在、に至る。≫
▼ 65歳になった直後、こともあろうか、会社整理を決断するに至った。
その数ヶ月前までは、まさか現実に至るとは考えてしなかった。
事前に決めておいた、「償却前の営業利益が赤字なり、予備資金を取り崩す
事態になったら、会社を清算をする」、になってしまった。で、断行したが、
人生の最終段階での、この結果は大きな痛手。しかし、幾つかのシェルター
を用意していたこともあって、平常の日々をすごし、現在に至っている。
65歳の節目の事業整理は、中途半端に係わっているより、綺麗さっぱりした
区切りのベストの事態。人生がくれたベストの結果(プレゼント)!
これは、「ベターというより、ベストの結果」と思えるようになった。
その数年後に、100数十年の老舗の会社を潰した男が、宴会で前のテーブル
に座って、開口一番、『おれ、この事態に感謝している!』と、私の気持ち
とホボ同じことを言い放った。 それに対し、生意気そうに、『あんたも、
これで一人前になれたな!』と、答えていた。人生のプレゼントの中身を
味わっているうちに、その味に気づいたようだ。 何事も受取り次第で、
中身の取捨選択が違ってくる。
<「自分に向かっていう言葉」によって自分が創れるのです> が、毎日、
これを書き続けていることもあってか、実感できる。その割りに、お前は?
今日もまた、「日々、口実」である。
09月19日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る