ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6350,読書日記 〜久しぶりの 『道は開ける』 〜2
(それより小さいと発見が難い)予防が可能になりピロリ菌感染者が減って
いるので胃がんは減少傾向にある。元々ウイルス感染が引き金になるガンもある。
・治療の中心は、いわゆる三大治療。手術、放射線治療、科学治療。ただし、
抗がん剤について、それだけの完治は難しい。サプリメントなどの代替医療
の効果は医学的に証明されていない。ウイルス療法など新しい手法もいろいろ
出てきてはいるが、まだ検証中という段階を出ていない。総じて、実態として
は26年前から大きく進歩しているとはいえない。また、治るものはともかく、
末期のものについては必ずしも無理な治療をしないという選択肢もありうる。
‘ガンは死期を迎える2〜3週間前くらいまで日常生活を営めるピンコロ型に
近い病気’である。
・福島原発の事故を受けて、がんへの影響も解説している。被爆しない方が
好ましいが、一般の人たちへの影響という点で見れば生活習慣やたばこと
いった要因に比べて、その一つの程度でしかない。 最近話題になっている
内部被爆について、実際は内部被爆と外部被爆の影響を明確に分離して
考えることは難しい。そして、現時点で空気や食べ物より土壌の汚染に
一番気をつけるべき。
・野菜嫌いの人の発がん性リスクは、放射能被爆の100ミリシーベルト
に相当する。また、受動喫煙も100ミリシーベルトに近い。
・現在、日本人の2人に1人ががんになるが、男性は6割弱、女性は4割強。
がんの死亡者数は、男性が女性の1.5倍だが、20歳から55歳では、女性の
方ががんの発症者数が多い。30代のがん発症は、女性は男性の3倍。
▼ 青壮年時期の20〜55歳は、女性の方が発症者数が多いとは知らなかった。
とすると、55歳を過ぎると、遥かに男の方が、多いことになる。この年齢に
なってみて、「生老病死」の問題に直面すると、生易しい問題でないことが
分かる。皆で老いれば怖くなさそうに思うが、生老病死に関しては、それぞれ
孤立した問題。それぞれ独自で直面するしかない。著者の同僚7人の医師全員
がタバコを吸わないという、その結果を見ているからだ。そのうちの一人が、
「最近の事情が変わったようで、医学部百人の授業で聞いたら、
一人もタバコを吸っていない」という。
08月02日(木)
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