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堀井On-Line
by horii86
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■6286,読書日記 〜かなえた望みは‘余韻’にすぎない 〜1
5月30日には、毎年のように供養も含めて同じようなことを書いている。
39年といえばアッという感より、遥か古い昔に感じる。父が亡くなって5ヶ月後
に千葉で千城台ビルをオープン、その一ヶ月後に結婚をした。亡くなった直後は、
ショックで茫然自失だったが、数ヶ月もしないうちに激務が待っていた。
そのため父の死を悲しんでいる余裕も無くなっていた。その激務の中、ただ真正面
にぶつかっていくしかない日々。そこで精神的、肉体的体力は、そのプロセスから
ついてくることを知った。人間にはイザとなると、信じられない力が潜んでいる。
極限に自分を置いて真正面からぶつかれば、何とかなるものである。 私にとって
生まれてこのかた、父の存在と影響があまりに大きかった。亡くなって気づいたが、
常に父を意識して、物事を判断してきていた。だから、その時に父が亡くなった
タイミングは私にとってベストの贈り物だった。父の死と、事業の立ち上げと、
結婚と、私にとって初めて独り立ちであった。全ての計画、判断、実践を自分
がして、結果がストレートに帰ってくるのである。それが慣れるまでは、
「自由の不自由性」に戸惑ったが、一度慣れると、これほど面白いものはないと
感じるようになった。 全てが自分一人の判断しか頼りにならない。とはいえ
決断しようにも自信がない。そこで自然と「自分が父だったらどうしただろう?」
の自問自答になる。そう考えると、幼児の頃から父は直接、間接的に多くの
ことを教えてくれていた。経営学とかの理論は、実践の場で直接役に立たない。
頼れるのは場当たりの直感だけである。事業を始めてから現在まで、子供の頃
からの両親の教訓が役にたったことか計り知れない。しかし終わってしまえば、
それまでだが、自分がやりたいことが創業ビジネスだったので、現在の結果は、
殆んど後悔はない。創業を幾つか楽しんだ結果、三つの経済災害で終わったが、
と本心から思えるから有難い。失う哀しみは、いずれ味わう時期がくる。
順調に後継者に引き継いでもである。それなら綺麗さっぱり、根こそぎ洗い
流されてしまえば諦めがつくというもの。この結果は、ワーストでもなく、
ベターでもなく、ベストだったのかもしれない?。 世界恐慌の直前もあり、
ベスト? 父が生きていて私を批判するなら、「調子に乗りすぎて、天合を
欠いたな!」。 新潟駅前で500室は過剰だったかもしれない。
それでも父は、「その結果に押しつぶされる方が大問題。撤収は、正解!」
と言うはず。 世界も、日本も、この異常事態なら当然。
05月30日(水)
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