ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[384241hit]

■5768,閑話小題 〜年末のテーマは、貧困問題が多い
 ー内容といえばー (NHKのブログより)
《(前編)ー 金融危機の余波を受け、アメリカではかつての中産階級が貧困に
 あえいでいる。オレゴン州ポートランドで、負のスパイラルに陥っている人々を
ひと冬にわたって見つめるドキュメンタリー。生活に行き詰った家庭を支援する
NPO団体「211」のホットラインには、毎日、せっぱ詰まった電話がかかる。
その多くが、金融危機前、念願のマイホームを手に入れて
アメリカン・ドリームを実現しつつあった人々だ。
・3人の子どもを育てながら失業したある夫婦。家のローンに追われる中、
 ついに電気代が払えなくなり、寒い冬を暖房なしで暮らしている。
 なんとか仕事を見つけようと奔走するが・・・。
・銀行の保証制度を利用して住宅ローンの負担を減らそうとしたベン夫妻。
 審査の結果「まだ支払えるレベル」と却下された。しかし、本当に支払う
 余裕がなくなったときには、手遅れだとして立ち退きを言い渡された。
 こうした家庭を支援するべき公共的なセーフティネットは、どこも財政難
 で弱体化し、機能を果たせなくなっている。これがアメリカで進行する
 貧困の実態の一部。  
(後編)オレゴン州ポートランドで、負のスパイラルに陥っている人々を
     ひと冬にわたって見つめるドキュメンタリー。
・住宅ローンの支払いに追われ、電気を止められてしまったある夫妻。
 なんとかパートタイムの仕事を見つけたが、新しい職場で人種差別に遭い、
 解雇されてしまう。
・最近夫を亡くしたジャネットは、11歳の息子とシェルターに身を寄せるが、
 生活のあまりの変化に息子は情緒不安定になった。
・5人の子どもたちを抱え、電気も水道も止められたマイクの一家。親切な
 隣人のガレージから電源を使わせてもらっているが、子どもたちは勉強に集中
 できない。こうした子どもたちがドロップアウトし、貧困が次世代に連鎖する
 事態が深刻になっている。生活支援のNPOのホットラインに電話をかけてきた
 家族を定点観測し、普通に暮らしてきた人たちを初めて襲う貧困の実態を描く》
▼ TPPは、太平洋沿岸地区の各国が、アメリカンスタンダードの基準に従い
 垣根を低くしましょう!ということ。確かに競争力は弱肉強食が強くなるが、
それは近未来に一強多弱社会になり、中産階級が崩壊し、貧困層になることを
意味する。が、今さら鎖国は無理。アメリカは、全人口の16%にあたる5000万人
の貧困者が存在し、その予備軍が同数あり、人口の三分の一が、貧困と貧困予備軍
に入っている。ちなみに自宅を除く資産が1億円(百万ドラー)を超える数は
2009年には780万人(2・7%)に、資産4億円を超える人の数は17%増加の98万人、
存在する。 米国民全体でトップ1%の収入(年収約3200万円以上)の家庭収入は
全体で6.8%アップ。このトップ1%の人たちがアメリカ全体の23.5%の富を所有。
日本も、残念ながら貧困国に陥ることになるが、この国の体質では当然である。
今さらアベノミクスじゃないだろう!

12月30日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る