ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5759,閑話小題〜「若い時、お世話になりました」 〜A
1992年に岩崎恭子がバルセロナの平泳ぎ200Mで、よもやの金メダルを
とった時の言葉「今までいきてきた中で一番幸せ」を今も鮮明に憶えている。
当時、14歳の中二の女子が、直後発した言葉で注目されたが、時間が経つに
つれ、その言葉に対する反発が声無き声?として世に広がっていった。
そのためか本人はマスコミに出なくなってなってしまった。世の大部分の人は、
多くの苦労を背負い、日向に当たらず消え去っていく。ところが幸運が重なり、
あの若さで金メダル。その一言で一生、その重さを背負うことになった。
この言葉は、苦労に苦労を重ねた末に発する言葉。人生を振り返ってみると、
心の中で何度も呟いてきたことか。他人がどう思おうが、この言葉が芯から
発することが出来れば、れで良いのではないだろうか。14歳の女の子が、
その時に、そう思ったのだから、世間様がとやかくいうことではない。
ところで、スポーツ選手が色いろの言葉を残している。
長島茂雄は「失敗は成功のマザー」とか、清原の「どん底に入る時は、
底をもっと掘れ、そうすれば、そこはどん底でなくなる」とか。ことをなした
から、人も注目をするだけ。ところで「今まで生きてきた中で一番幸せのことは、
何?」とは、至高体験から発する言葉。感動、感激の極みである。
その経験なら数限りある。その一つを限定など出来はしない。
これも受けとめ方の問題があるが。 逆に何気なく誰かが言っていた言葉、
「これまでの人生で、あまり良いことが殆ど無かったな〜」を聞いたとき、
エッと思った。 同じ体験をしても、感受性がないのである。言葉として、
それをパック出来ないのではないか。「幸せを感じる力」が無いのである。
「感動、感激を求めて多く経験すれば、その積み重ねが、更に感動、感激を
引き寄せる。それが、「今までで一番幸せ」を感じる経験を多くもたらす。
手っ取り早く 「私は幸せ」を口癖にし、心の芯から言える訓練をすればよい。
近くの山にでも早朝に登り、日の出をみて、幸せ!と思えれば、数限りなく
幸せと思えるのである。 傍から見たら御目出度いと見えても、それで
良いのではないか。要は、幸せ感は自分が作りあげていく心情でしかない。
それにしても、最近、溜息が多い! 良いこと三つに、悪いこと一つは
仕方ない! 半々? それは受けとめ方、次第。
12月21日(水)
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