ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5213,閑話小題 〜私の高度成長時代
役割分担論でやってきた。不況時代でも性的役割分担は本質的に変わっていない。
女性には子育ての時期に労働参加率が低下するM字型労働参加曲線が特徴的である。
男女の働き方が欧米に較べ大きく異なっているのは、労働市場が男女で分断され、
女性の賃金と昇進機会が制約されてていること、家庭と職場を結ぶ社会的支援
が不十分である事があげられる。就労形態で見ると女性は事務、男性は生産と
はっきりした差異があることである。医師は男性、看護師は女性が多いという
風に断絶している。
四、最後に高齢者たちの不平等である。高齢期は経済的のみならず、社会的な蓄え
がものをいう人生の終盤期であり、蓄積された不平等がより顕著に現れる時期。
「お一人様の老後」で述べられているように、ひとりで生活する高齢者は同居する
家族がいない分、深刻な貧困リスクに向き合わなければならない。そのためには
周到な老後設計が求められる。高齢者の所得格差が大きいのは、他の国に較べて
高齢者の就労率が高いからである。 OECDの平均は12%ほどなのに、日本の
高齢者就労率は20%を超えている。欧米では悠々自適の(年金)生活を謳歌
するが、日本では年金だけで生活できないので老後の心配から、いつまでも
働くのである。 過去30年の高齢者がいる世帯の変化を見ると、3世代世帯数が
60%から20%へと急速に減少し、反面高齢者のみの世帯数が15%から45%へ増加。
単独世帯や夫婦のみの世帯も10%から25%に増えている。大世帯という集団が
解体していることが如実に示される。そこに不平等が生まれてくる。
▼ 人生を振り返ると、ここまでは恵まれていたようだ。
老後のセフティ・ネットをつくってあるし、老後の不安は最小にしてあるが、
この恐慌である。それら全てを破壊される可能性がある。 つくづく思うのは、
恵まれた両親の元に生まれた幸運、そして青年期に高度成長期に当たったこと。
成年・壮年期は世界二位の経済大国であったこと。老後は、それほど為残した
こともないし・・・。しかし40代半ばから下の人は、時代背景が悪い。
その段差が世代間格差か。
06月23日(火)
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