ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■8037、閑話小題 〜何やら変だが…
いるようで、なかなかの内容。この事件を発端にしてニクソンのウォーター事件
に発展していく。 評価:85点。
  ―解説ー
【 巨匠スティーブン・スピルバーグ監督のもとで、メリル・ストリープと
 トム・ハンクスという2大オスカー俳優が初共演を果たした社会派ドラマ。
ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた
1971年、政府がひた隠す真実を明らかにすべく立上がった実在の人物たちを描いた。 
 ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・
ペーパーズ」の存在を、ニューヨーク・タイムズがスクープする。ライバル紙でも
あるワシントン・ポスト紙の発行人キャサリン・グラハムは、部下で編集主幹の
ベン・ブラッドリー らとともに、報道の自由を統制し、記事を差し止めようと
する政府と戦うため、ニューヨーク・ タイムズと時に争いながら連携し真実を
世に出すため奮闘する。第90回アカデミー賞で作品賞と主演女優賞にノミネート。】

▼ この隠れテーマが、女性がワシントン・ポストの最高責任者であったこと。
 自然法則からみれば、管理は女、決断は男の役割が得意の分野。しかし、時に
男を遥かに超えた豪胆なヤリ手が存在する。もしかすれべ、国家反逆罪に問われ
かねない上に、会社の存続さえ危なくなる重大決断に動揺する姿がシリアスに
表現されている。現在の、トランプの『ロシア疑惑問題』とは違った時代に、
「最高機密文書」を持ちだした職員のリークだから、アメリカ国内で、激震が
走るのは当然である。事実は小説より奇なり、それが可能な米国の社会
システムの健全性? でもある。

04月02日(日)
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