ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7358,閑話小題 〜毎日が、コロナ禍の感染者数で…
ー「隠居大学」天野祐吉、お相手 赤瀬川原平
「遠き日は 年とるごとに 近くなり」 という句があるが、最近、特に
感じているのは私だけでないだろう。御隠居は日々この感慨を持ちながら
人生を振りかえ鳥瞰し、残された一日一日を噛み締め味わう楽しみがある。
隠居生活は娑婆(雑多な日常)から隠れることであって、人生からの御隠れ
ではない。起承転結の「転結」を「転々」に変え、転がりながら最期を
迎えること。 それもこれも、どうでもよいこと! ーその辺りを抜粋ー
≪ 天野: 力を抜いて自分をコントロールする上で、老人力は非常に重要な
要素じゃないですか。前回のゲストの外山滋比古さんは、忘れるということ
がいかに重要かという話をしてくれたんです。第二の人生で定年まで、
一生懸命詰め込んだような知識は、第二の人生で自由に生きるというとき
には何の役にも立たない。そんなものは、思いっきりきれいに忘れて
しまったほうがいい、というふうに。
赤瀬川: いらないものを捨てたら、キャパが広がりますしね。
天野: そう。頭の容積は決まっているわけだから、サラ地にして、
新しい作物をつくりましょうという話をしていただいてね。
そのときにも赤瀬川さんの『老人力』のお話を思い出していたんです。
老人は忘れっぽいということで世の中はいけないことのように思っている
けれど、そうではないんだと。たとえば、若い人は失恋なんかしたら大変で、
その苦しみや悲しみを忘れることができなくていつまでもメソメソ悩む。
でも老人は「忘却力」を身につけているから、すぐに忘れてしまう。
赤瀬川: ええ、強い忘却力を持っていますね。
天野: そう、これまでマイナスイメージでしかなかった「忘れっぽさ」
をそんな悪いもんじゃない、というふうに書かれていた。あの本は、
ものすごいベストセラーになったけれども、どういうつもりで買ったので
しょうね。老人はまだ社会に役に立つとでも思ったのでしょうね。実際は
違うのに。・・ ボケたとかモウロクしたのが、老人力がついたとか
ポジティブに書かれて悪い気がしないですよね。≫
▼ 「神様(自然)は、老いの苦悩苦痛を和らげるため、忘却と鈍感さを
与えて下さった」という解釈がある。老いて今さら気ばんでも致しかたが
ないし、運命に従うしかない。忘却といえば、この随想日記。書き上げ
アップロードをした瞬間、内容は勿論、テーマすら綺麗さっぱり忘れて、
頭は翌日のテーマと内容になる。直後から次回分の書き直しを始めるからだ。
だから数時間後でも、その文に対し第三者になっている。この最大の収穫は、
過去に書いた同月同日分12年分の文章に出会うこと。時空を超えた自分に
毎朝出会うのも良いもの。また「(自)己の分」の限界も見えてくる。
それを第三者に曝すのも自虐だが「所詮こんなもの」という諦観が出来る。
「いい加減にしろ、先は短いのだから娑婆気を減らせ」ということ。
・・・・・・
4771,ぼんやりの時間 ー4
2014年04月07日(月)
「ぼんやりの時間」辰濃 和男 (著)
* 「ぼんやり」と響き合う一文字 ー�
響き合う一文字で、言葉の意味を考える方法もあるのだ。
そして、以下の5文字がよい。その最初が闇とは・・
闇は人を思索の世界に誘う。「ぼんやり」とは、闇の世界で迷子に
なっている状態なのか。 その5文字は
1、「闇」―蛍と星とダークマター
2、「独」―独りでいること
3、「閑」―逆茂木に囲まれて
4、「怠」―「1日4時間労働」の夢
5、「懶」―心の余白 である。
☆ まずは「闇」から
《 消えてはまた光って飛びつづけている。お前さんは、眠るのを忘れて
しまったのか、恋人が見つけられず、そうやってふらふらしていたのか、
いつまで舞いつづけるつもりなのか、とらちもないことを思って見守って
いるうちに、蛍の光はふっと消えた。力を出し尽くしてくたびれてしまった
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04月07日(水)
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