ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6979,閑話小題 〜どのレベル、深刻なのか?
『…一生けん命何かをやる。運とはその一生けん命さに対して天が与えてくれる
ご褒美なのだ。だから最初より褒美をねだったり、あてにしてはいけない。
それより一生懸命やる事が大事です。人間つくるのは鍛錬だけなのです。』
(将棋九段 芹沢博文)
――――
2014/02/17
心を上手に誘導する方!
「心を上手に透視する方法 」トルステン・ハーフェナー(著)
*「自分は運がいい」と思っている人ほど、幸運に恵まれるのはなぜ
「マインド・リーディング」のテクニック&メソッドを紹介した本だが、これは
他人だけでなく、まず自分のマインド・リーディングに使えばよい。それだけ、
心は未知で、扱いにくいもの。ランダムに、面白そうな部分をテーマにするが、
運、不運は、その最たるもの。運は判断の結果をいうが、その為に必要なのが
「観察力」である。
このところ長年信じてきたバイアスに気づくことが多い。『もの覚えが悪い!』
と、数十年思い込んできた。そのため、対象を観察さえしようとしないため、
さらに、もの覚えが悪くなっていたことに、最近、気づいた次第。私は「運が強い」
と思ってはいるが、その運を呼び寄せるのは、長年かけた努力の集積の結果と
いうことを経験上、分っていた。運がいい、という思い込みなら良いが。
ーまずは、そのあたりからー
《 自動車メーカーの創設者ヘンリー.フォードはこう述べている。
「あなたは、自分は何かがとても上手にできると思おうが、全然できないと
思おうが、どちらも正しい」 あなたの思考パターンが、目標を達成する妨げに
なっていないかどうかをよく考えてほしい。 なぜなら、それがあなたの人生の
運に大きな影響を及ぼすからだ。イギリスの心理学者、リチャード・ワイズマンも、
大規模な調査によってそのことを証明している。ワイズマンは、人生における
幸運と不運は本当に偶然によるものなのか、それとも運のいい人と悪い人がいる
ことを心理学的に説明できるものなのか、ということに興味をもった。そこで、
ワイズマンは、自分が幸運に恵まれていると思っている人と、ついていないと
思っている人を探し出した。調査の対象になった人たちは「新聞に載っている
写真の枚数を数えるように」と言われた。その後、ワイズマンは被験者に、写真
が何枚載っていたかを尋ねた。しかし、被験者には知らされていないもっと重要
なことがあったのだ。その紙面の中央に、ワイズマンはある文章をかくしていた。
その文章とは、紙面の半分くらいの大きさで、「実験の担当者に、これ見たと
言えば、あなたは百ポンドを獲得します」と書かれていたのだ。
自分には運がないと思っている被験者たちは写真を数えるのに必死で、その文章
に気づかなかった。一方で運が良い人たちはリラックスしており、もっと全体を
見渡すことができ、ほぼ全員が百ポンド手に入れた。ワイズマンはこのことから、
運の良い人は、運がない人よりもチャンスに気づくということを導き出した。
私たちの思考は私たちの行動に影響を及ぼし、不思議なことに、幸運か不運の
どちらかを引き寄せるのだ。ワイズマンは、こう書いている。「楽観的な人は
前向きでエネルギッシュで、新たな機会や経験にオープンである。一方運の
悪い人は、控えめで、頼りなく心配そうな反応をし、目前にある機会を見つけて
活かす気がないようだった」》
―
▼ 運とは、判断の結果であり、判断には対象の観察力が必要になる。
過去の行蔵を見ると、失敗の場合は、観察をする詰めが甘かったケースである。
運を良くするには充分なる準備が必要で、浮ついて取り組めば、当然、そこには
失敗が待っていた。そう簡単に成功など出来る程、甘くはない。貧しい家には、
貧乏神が住んでいる。今回の一連でも多くのことを学んだが、それも捉え方一つ。
子の結果が、『あ〜、運が良かった』と思えば思えるし、
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04月23日(木)
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