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堀井On-Line
by horii86
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■6463,読書日記 〜『孤独の発明』 −3
口ではカラ元気なことをいっても、やはり深く傷ついている。 とはいえ
「何も人生をかける機会がない虚無の人生」や、「上手く後継者の譲った
ハッピーエンド」より、傷心している現在の方が良かったと思っている。
いや、自分にそう言い聞かせる日々。節目には挫折感がともない、深く傷つき、
虚無が覆う。何事もない虚無や順調な人生より傷ついた後の虚無の方が、
(ドーナツの穴のように)傷そのもので取り囲んだ結果、虚無を浮きだたせる。
何度も、底知れない虚無感に陥ったことがあった。何事にも自信が無くなり、
虚脱状態で、ただ独り、極小に縮んで滅していくような妙な感覚。 現在も、
ひとつ間違えると、陥る可能性があるのが解るため、ブログを書き、スポーツ
ジムに行き、読書をするなどで自分に隙を見せないようにしている。ただ愚痴を
言い、他人を標榜するしかない老人を多く見てきたので、その愚はしたくない。
しかし、知らぬ間に愚痴を独りで呟いている自分がいる。 先日も、近くの道路
で大声で愚痴を喚きながら歩いている老人がいた。家内がよくスーパーで買物を
しているのを見たというから、痴呆の独居老人らしい。心の傷口が化膿している?
男ヤモメの痴呆症は近くの親族は苦労する。「人生、傷心、時どき虚無」か。
いや、「虚無、時どき傷心、のち躁鬱」か。 毎日が、心の天気模様のよう。
台風もたまに来るが。服装と、心と、身体の管理は充分に気をつけてないと…
・・・・・・
6098,閑話小題 〜北欧系の幸せのカタチ
2017年11月23日(木)
*‘ヒュッケ’ですか? これからは…
幸福度数が高い国に、北欧諸国が多い。そこで、北欧の‘幸福’に関し、
調べていたら、『ヒュッゲ』たる言葉に出あった。そこで、ネット検索すると、
なかなか面白い。雪国の暮らしぶり、とりわけ角栄王国だった越後の公共立国
の県民性と北欧が似ている。公共投資の恩恵の豊かさが、北欧の資源にあたり、
ライフスタイルも然り。目立たないが、豪雪が、地下水としてダムになり、
フィヨルド同様、隠れた資源になっている。
ヒュッゲ(Hygge)は、デンマーク語で「幸福」「心地よさ」を意味する言葉。
寒い冬の乗り越え方として親しまれる。家内の柏崎の実家の暮らしぶりが正に
”ヒュッゲ”を絵に描いた家柄。要するに、地元の言いようで、『内福な家庭』。
婿取りの家系で、ヒッソリした隔離された火が出るような温みのある世界である。
目立たないようが信条で、平々凡々の日々を楽しみ味わう生活。太平洋戦争から
高度経済成長辺りの世界が日本にも、まだ残っていた。「仲間内で楽しむ!」。
時代は、‘ヒュッケ’に回帰しているようだ。
〜ネット辞書によると〜
≪ ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマークの北欧諸国は、
教育・福祉大国と呼ばれている。税金が高いが、国に渡した税金のほとんどが、
教育と福祉に使用している。現在の日本は税金を増やしても福祉などに回る金は
少しと言われるため、日本では老後を心配する人が多い。しかしデンマークは
国が国民に対して税金の透明性をしっかりと示しているため、国民も安心し高い
税金を払える。また北欧の人は無理な働き方をしない。高い税金は教育無料・
病院無料で返ってくる。最低限の仕事しかいないから自分の時間にゆとりが
生まれる。「人生一度きり、楽しまなければ」の考えが強く染み込んでいる。
所得がある段階に達すると、稼いだ半分は税金として国に支払う。生活に不自由
さを感じない程度の所得があれば十分という考えだ。要するに、お金持ちには
なれないが、みんなが幸せに暮らせる国。
最近になって、デンマーク以外の国でも「ヒュッゲを見習おう」という動きが
出てきている。イギリスでは昨年半ばからヒュッゲブームが起きているんだ。
「キャンドルが灯っている様子をヒュッゲ」・「家族や友達と家でくつろぐこと
もヒュッゲ」。ストレスのない、自分のための時間を作るヒュッゲに今、注目が
集まっている。
北欧の伝統的な過ごし方
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11月23日(金)
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