ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5671,閑話小題 〜母親の命日に
二年後に、実父が亡くなってしまった。そこで祖母は、(後妻でなく)
後夫をもらった。(要するに男後家)
その後、後夫の子供が4人生まれた。
後夫は当然のことながら、前夫の子供を徹底的に苛めた。
特に一番幼い母が、その対象になった。
祖母は後夫の手前、守ることも、直接的な愛情を注ぐことができなかった。
そのトラウマが母の一生を通してついてまわった。
子供に対する扱い方(直接的愛情のかけ方)を全く知らなかった。
ただ厳しく当たることしか自分の体験がなかった。
それが長兄、次兄が不幸を向かえるキッカケとなってしまった。
その結果、重度のノイローゼになった。私が7〜10歳の時である。
立ち上がるのに5年もかかった。その時、心臓が四分の一壊死してしまった。
(亡くなった直後の解剖で判明) そういえば、私も子供を抱きしめる
ということは一切しなかった。その苦悩・苦痛の中から、神様のような
優しさを持つようになった。そして強さも。
その環境の中で育った兄姉は、それぞれが何らかの神経症が残った。
私が癒し系の話題が多いのも、その神経症系を乗りこえるプロセスで
多くの本を読んだからだ。いやそれより、面白いこともあったが。
どの家庭も、色いろな事情はあるものだが。
特に、戦争下を通り抜けてきた世代には。
さあ墓参りだ! 23日6時半ー記
・・・・・・
2002/10/15
ー堀井シマ短歌集ー
6年前に亡くなった母の「短歌集」から時々コピーを載せます。
ー堀井シマ短歌集ー (1)
・窓の下逆巻く波のはげしくてわが生涯の縮図の如し −1
・蛙鳴き夏を呼び込む水張田にビルの影寫り小波のたつ −2
・どくだみの影ゆれ動くせせらぎの石を渡りて広き野に出づ −3
・川岸に釣竿たれ居る子供等のビク覗けば鮒一尾なり −4
・仏壇に献げし碗の茶の中に梅花うつぎは香り放ちぬ −5
――
ー堀井シマ短歌集ー (2)
・大椿大島よりの土産花部屋蔽ふごとく大きく開く −6
・袋田の三段の滝夢のなかに亡き友がきて元氣に笑ふ −7
・夕闇の中白き木蓮万と咲く東山魁夷に描き貰ひなば −8
・雲上に仏の在す仏国殿慈悲たたへ拝む諸人救はんと −9
・雲深き山の里にも桜咲き舞ひ散りながら下草を染む −10
――
ー堀井シマ短歌集ー (3)
・湯の宿に見る八海銀山駒ヶ嶽山頂の残雪rを見る如し −11
・朝顔の蔓うら枯れて落ちし実の秋田のなかに黒く光れり −12
・いつの間にか喜寿とはなりぬ友ら多く賀詞を賜ひぬありがたきかな
−13
・枯葉舞ひ地上に落つる間もなくに又もや風に吹かれ飛び散る−14
・五歳の孫友の泳げるrを画きて特別賞を貰ひかへりぬ −15
^――
堀井しま短歌集ー4
剣道にはげむ男の孫それなりに力をつけて貫禄をもつ −16
雪とくる音に目覚むる春の明け臥所をなほも離れがたかりー17
羽衣の謡の聞こゆ亡き友の家なき空地に茫々として −18
南山の向うは日出づる日本なり連なる山に紅き陽の照る −19
ソウルにて博物館に展示さる砧青磁に天竜七官 −20
――
堀井しま短歌集ー (5)
白と青の雲の織りなす象徴画空のカンバスに無限に拡がる−21
残雪は牙むく如く嶺に冴えてなだりは青き夏の立山 −22
立山の頂きに佇つ若き等は頭を垂れをりおもひ思ひに −23
雨後の庭靜まりかへる片隅に目をくりくりと足元の蛙 −24
手水鉢かけひの上の青蛙水したたるを覗きみすらし −25
・・・・・・
2002/10/12
母から聞いた話である。
母が堀井に嫁いで数年たった時、多くいる小姑との折り合いが
うまくいかず、離婚を覚悟に実家に帰った時の祖母の励ましの話が良い。
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09月24日(土)
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