ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4019, シングルイン、31年間の総括 ー2
01:聖地は一%たりとも移動しない。。       02:聖地は極めてシンプルな石組みをメルクマールとする。
03:聖地は「この世に存在しない場所」である。   04:聖地は光の記憶をたどる場所である。
05:聖地は「もう一つのネットワーク」を形成する。 06:聖地は世界軸で貫通しており、一種の記憶装置である。
07:聖地は母胎回帰願望と結びつく。        08:聖地とは夢見の場所である。
09:聖地では感覚の再編成が行われる。
 例えば、エルサレムは01・02の条件によって、3つの聖地になっている。トルコのイスタンブールにある
 アヤソフィア回教徒寺院はかってのキリスト教会を転用したものである。
 逆にスペインのゴルドバは回教徒寺院をキリスト教会に転用したものである。
 それをパワースポットと呼ぶにせよ何にせよ、古代人はそこが聖地であることがわかっていた。
 この聖地の条件は、台所という空間の中での、マルタでいう「いい場所」にあてはまる。
台所は大地の炎の力に結びつき(4)、ウクライナでは、そこでは大家族が一同に会し「座ったり、料理をしたり、
食べたり、洗濯をしたり、寝たり、何でもする」(6,7)ウクライナの台所とはそれ自体が聖地であるという以上に、
家そのものであり、家族にとっての全世界であった。ウクライナにとって、そこはさらに「いい場所」という中心点が必要になる。
マルタの「いい場所」もまた、それはこの世ならぬ世界の道しるべであり、みあかしに照らされた光の記憶は夢見の衝動を誘い(8)、
聖母子像は母胎回帰の夢想と他の信者とのネットワークを示し(5)、
そこに家族の思い出を結びつけるメモリーバンク(06)でもある。それがなければ台所は「からっぽ」なのである。
   (字数制限のためカット2012年3月27日)

03月27日(火)
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