ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2254, ビョーキな人々探訪記 −3
 猪山家が加賀百万石のそろばん係(財政担当)をしていたことで、数字に細かく、
なおかつ収入よりも支出が多い借金で破産しかかっていたことが当時の生々しい
生活や社会の実態を記録したことになる。
 
 興味深いのは、江戸時代の武士が結構離婚が多かったこと。
これは、妻の側の財産は独立していたことや,婚家よりも実家とのきずなが
強いためのようだ。
この文書でも、夫が妻に借金を申し込み借用書を書いたり、という事情が記されている。

冠婚葬祭や病気見舞い、昇進祝いなど、親戚や同僚との義理を欠けない
付き合いが、出世とともに増えていった。そして 交際費がかさんでいった。
武家社会特有の通過儀礼や年中行事もあった。
ある年、猪山家が費用を支出した儀礼と行事は合計二十二回を数えていた。
真っ先に何を削ったかといえば、当主の小遣いだ。
また家財を売り払い、借金返済や利息に充てたりしていた場面もある。

主人の使いに出ては、あちこちから祝儀をもらった家来の懐の方が温かだった
ことが多かったのでは、と著者は推測している。
 猪山家は加賀藩では下級武士で、その上御算用者という身分は
他の武士身分からは一つ下にみられた。

しかし数字に強いという猪山家の能力が認められる時代が来た。
明治維新である。以後、猪山成之は海軍に勤め出世する。

著者は、この家計簿から当時の社会を分析しているが、この切口が新鮮である。
「事実は小説より奇なり」ではないが、人間の生活や社会は、いつの世も
たいして変わらない部分を垣間見た思いである。

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2003年06月05日(木)
792,起業とは−1

 現在アントレブルナー(起業家)という言葉がキーワードになっている。
国家が支援金まで援助して新しい事業を興すことを勧めている。
ベンチャーだけでなく、企業に属している人やすべての社会人に
このマインドが求められるようになった。
 しかしアイデアや着想を練り上げて、プロジェクトを立ち上げ、業績を
あげて、拡大し、次世代にひき継ぐのは至難の業である。
うまくいっても大体が25〜30年で、その生命を終了する。
営業ー不動産などで「千三つ」といわれることがある。
千に三つしか成功しないからだ。
これは2分の1の確立で10回当たった数字である。
起業で成功する確率も同じ事がいえる。
無から有を生み出すのだから、想像を絶する苦痛を伴なう。
コンサルタントの林さんも産能大学での講座では、本当は「起業論」を
やりたかったといっていた。
 
考えてみたら、小さいながらも27歳から事業の立ち上げを数回経験してきた。
決心をしてから半独立ー27歳、
そして完全独立ー34歳、
と階段を上るように一歩づつ独立をしていった。
私の知人友人に起業をした人が数人いるが、見ていても壮絶である。
想定が甘かったり、少しいうまくいくと拡大ではなく膨張をしてしまう。
自己能力の限界の設定が甘くなってしまうのだ。
他人事ではないが。

 私も何回か立ち上げをしてみて大変であったが、両親の創業を見ていたので、
その苦労の数分の一でしかないことをわきまえていた。
時代の変化の中で、それまでとは違った業種・業態を新たに創りあげるのだから
簡単なはずがないが、しかし手順は一緒である。
今までの常識を否定して、仕掛けとして違う切り口で組立てをするのだから、
覚悟とエネルギーが要るのは当然である。

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2002年06月05日(水)
428, おしっこをしながら、水を飲む

「おしっこをしながら、水を飲むとそのまま飲んだ水が垂直に排出された感じになる。
 宇宙が身体に流れ込む感じ」という本を読んで、昨日3回も実行してみた。
・まず感じたことは、「こんなことを実際やってみる人は,
 この本を読んだごく僅かな単細胞の人だろうな〜」という気持ち。
・世界広しといえども、こんな経験をした人は殆どいない事をしてみた自分の可笑しさ。
・現実にはそうでないが、飲んだ水がじかにそのまま排出されるという

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06月05日(火)
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