ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2161, 昨日は息子の結婚式!
現にこうして本が出ている。住居を失ったとはいえ家族は施設で保護され、
なにかと気にかけてくれる人もいる。他のホームレスに比べればずいぶんと状況はマシである。
したがって、大変な事態には違いないのだろうが、著者の苦闘ぶりはどこか仮の姿のようで
あまり深刻な印象はない。本文中ボランティアや宗教関係者に対する強固な偏見が見受けられる。
他人が口をはさむ性質のものではないが、彼らがいなければ明日にでも生死にかかわる人たちが
いることにも目を向けてほしい。もの書きならなおさらである。本筋とは離れるが、
著者が三日でクビになったバイト先の<共同出版>の話は実に興味深い。
色んな商売があるものだ。
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唐木 幸子
評価:A
この著者は前の年の年収が500万円、通常は1000万円の年収があったという作家だ。
妻子を養うに充分な収入だと私は思う。それでも、こんなにあっけなくホームレスになるのだ。
最近は、ホームレスになる恐怖にサラリーマンでもさらされている。
私だって23年間も月給を貰うのが当たり前の暮らしだが、そういう心配が全くないとは言えない。
でも本著を読んで私は学んだぞ。例えそういう事態になったとしても、
他のホームレスの人々と寄り集まって酒盛りだけはしない。酒を飲む金があったら、
体の汚れや臭いを落とすことに使う。ここが著者が再び社会に戻って来れた分岐点だ。
それにしても居丈高に登場しては著者を貶めるケースワーカーの女は本当に腹立たしい。
このように無知で程度の悪い人間を取り立てる行政は、一体、何の積りなのだ。
こんなのにも負けず、よく頑張ったなあ、この著者。今、どうしているんだろう。
この本が売れて、ちゃんとアパート借りて、奥さんや、あの可愛い娘、産まれた赤ちゃんと一緒に
暮らせていますように。待てよ、そうするとまたホームレスへと…。
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「ホームレス失格」書評と概要
−あの「ホームレス作家」の第二弾です。以前、本サイトでもご紹介しましたよね。
普通に考えると、「そうか、あの企画、当たったもんな。ここは柳のしたにドジョウが
7匹いる出版界だから、この路線でまた売るんだな」と考えてしまいますが、
そうじゃないんです。 この人、ホントは「連帯保証人」という作品を書いてたんです。
ところが、これが終盤まで書いてどうも筆が進まない。編集者からは、
「ホームレス作家という作品はたまたま書けただけで、もう、あなた、書けないんじゃないです
と言われる始末。でも、そうじゃなかったんです。
「じりじりするようなリアリティ」が感じられなかったんですね。
だから、どうしても乗れない。 そんな自分を感じていたわけですね。
では、じりじりするようなリアリティというのはどんなことか?
それを述べる前に、この人が「ホームレス作家」という作品を出す前、
出した後の状況変化について話しておきましょう。
まず、出す前。文字通り、ホームレスでした。夜中の一時半から五時まで、吉祥寺界隈を
歩き回っていたといいます。そして、始発と同時にホームに入る。
そうすれば、暖が取れますからね。食べるものもない。借金や食べ物を頼むと、説教だけされる。
そんな毎日だったそうです。
奥さんは子供を連れて出奔してしまいます。「貧乏はもう嫌だ」というわけです。
小さい子供とお腹に第二子を孕んだ奥さんが頼るのは生活保護しかありません。
それで、新宿、品川と流れていくんです。
さて、出版後です。この企画は当たりました。
出版と同時にテレビで再現ドキュメントなどが放送されるなど、社会的な注目も浴びました。
しかも初版4万部ですよ。こんな数字は堺屋太一さんでもありませんよ。印税が600万円。
このお金があれば、ホームレスから足が洗えます。
実際、この人も版元の社長の紹介で家賃5万円のアパートを借りられたんです。
一年分前払いです。まだまだ残る・・・と思うでしょ?
ところが、数カ月すると、せっかく買ったテレビやプリンタを売りに行く始末。
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03月04日(日)
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