ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2103, ウェブ人間論 −3
自分の道を最後まで勇気を持ってエネルギッシュに生き続け、
死の臨床に打ち込む様子は
「医者」というより、ほとんど「聖職者」だ。
「選ばれた人」と思いたくなるが、彼女はそういわれることを一番嫌う。
去年8月に78歳で亡くなったばかりだが、
彼女が「死の看取りに全てを奪われた為」、夫は彼女に離婚をつきつける。。
そして、子供三人を置いて離婚。
1995年に発作におそわれた後、麻痺が残り、
十年近い不自由な療養生活を送って後亡くなった。
・・・・・・
2004年01月05日(月)
1006, 「この俗物が!」−2
一回で終わるつもりであった、
あまりにも内容が面白いので続編を書くことにした。
福田ガ存(このガの漢字がない)の
「俗物論」というエッセイがベースにある。
早くいえばタネ本である。
この本でまずとりあげているのが「地域俗物」である。
これには田舎を軽蔑する都会者と、名門旧家を誇ったりする田舎者がいる。
この田舎者の中に、知事・役人などの「実力俗物」と、官公立大学の先生
などの「文化俗物」がいる。それに「ボス型俗物」や「取巻き俗物」、
床の間に座りたがる「床の間俗物」や、常に下座に座りながら、
上座の人の顔色をうかがっている「下座俗物」がいる。
等々、辛辣に書いてある。
更に、「自尊と謙譲」が俗物のキーワードとしている。
注目(尊敬)をされたいが、その気持ちを知られたくない。
けれども、知ってほめてもらいたい。という複雑な気持ちの具合によって、
狡猾な俗物か露骨な俗物にわかれる。
「首尾一貫俗物」「陽型俗物」に「陰型俗物」、性交人数や性能力を
自慢したがる「性的俗物」「肉体的俗物」「精神的俗物」「知的俗物」
などなどある。
読んでいて、一つ一つが思いあたるから面白い。
最近は「情報俗物」が出てきている。
「交際俗物」もナカナカ面白い。
こういう人を知っているとか、付き合っていることを自慢する輩である。
その辺にいる「子狐」である。
「交際を絶っても何ともないと自己の強大さを誇示する「孤高俗物」がいる。
私はこの傾向が強い。反対に「誰も自分を理解してくれないことを
かこつ女性型形態」としての「孤独俗物」がいる。
福田は更に「一流俗物」に「個性俗物」「趣味俗物」などを挙げている。
福田自身も俗物を分類分析定義する自分をも「反俗物的俗物」としている。
この傾向も私にはある。
ここまでずべての人間を俗物と指摘されるとウンザリする反面、
ここまで割り切って斜めの視点で観ることも意味があると思うようになる。
福田のいう俗物根性とは、
「世間にたいする自己の関係に不安を感じ、その不安を解消するため、
劣弱な自己を拡大修飾して現実の自己以上に見せかけようとする心理」
と定義している。
彼によれば「人間は、誰もかれもが、自己拡大欲に駆られている」という。
その根っこに「自尊」感情がある。
中心価値がなくなり、さまざまな価値が自らの価値を主張始めた。
人もそれを認めた。伝統的な権威も揺らいだ。
ようするにしゃかいの中から絶対性がなくなり、全てが相対化したのだ。
俗物は、いいかえれば偽者のことだ。二人はお互いに自分が本物で相手が
偽者と怒鳴りあっている。
ーこの本は、このような文章がウンザリするほど延々と続くのだ。
何か自分が惨めになってくると同時に、癒されてもくるから不思議だ。
といって俗物中の俗物のような男は大嫌いだ。
・・・・・・・・・・
2003年01月05日(日)
632, 自由化\(~o~)/
日本が大きな曲がり角にきている最大の原因は自由化のウエーブである。
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01月05日(金)
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