ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[383875hit]
■6455,閑話小題 〜大相撲、つれづれに
だが、老いた天涯孤独の身には、結婚の可能性があれば、少々ブーでも?
という気持ちになってしまうのだろう。
・・・・・
2011年11月15日(火)
閑話小題
* 江戸時代の幸福とは
江戸時代の幸せを並べた俗うたがある。
<世の中は、年中三月、常(じょう)月夜、嬶(かかあ)十七、俺三十、
負わず借らずに子三人>
17歳の嬶に、子が三人もいるわけでない、月日も止まるわけでもない。
借金も、何時の世にもついてまわる。最後は、子供の顔でも見て幸せを
感じるしかない、ということになる。 これを現在に置き換えると?
<世の中は、年中連休、常外食、嬶働き、俺は主夫、負わず借らずに子一人>
というところ? ざれ歌を、まっとうに考えることもないが、いかに幸福感
が妄想で不平の上に成り立っているかである。
* 人生に意味(価値)があるのだろうか
40年近い事業人生を終え、毎日が日曜日の日々で、
「自分の人生は何だったのか? 意味=価値があったのか?」等を、
考えざるをえない?日々。 人生の価値とは何か?は、人生の根本問題。
その時点時点で、価値を見出し、それに従って生きているのが人間だが、
実際には考えているフリをしているだけで、漫然と生きているだけ。
ニーチェが、そのいい加減な万人の生き方を取り上げ、人生に意味などない、
世の中に価値など無いと知るべきと、指摘している。 キリスト教の教えを、
弱者の救済の思想とし、その教えの価値も全く無いと切り捨てている。
価値無きものを求めるから、人間は間違えるものと。そうこう考えると、
せっかく哲学書を読み続けていながら、今さら、自分の人生に価値=意味が
あったか?などという思いは妄想そのもの? あるのは充実していたか
どうかの一点である。その辺のオバサンかオバアサンが、したり顔で人の
悪口、陰口を言っている醜さは、結局は自分のことを言っているに過ぎない
ことを自覚してないためでる。 まして大の男が腐った女?のような価値論
を述べているなど・・ エッ私のこと?いえ、貴方のこと!いや全ての人。
・・・・・・
4993,暴走する世間 −9
2014年11月15日(土)
「暴走する「世間」―世間のオキテを解析する」佐藤 直樹(著)
* ケイタイ、スマホが子供、若者を駄目にするわけ
以前、繁華街でTVレポーターが若者に何か質問をしたところ、やおら
ケイタイを取り出し、友人に連絡をして、その友人の言葉を鸚鵡返しに答えて
いたのには驚いた。考えようとせず、反射的に誰かに聞いて、その場を繕って
いる現代の若者の姿が、そのまま現れ出ていた。それが今ではスマホで検索
すれば答えが瞬時に出てくる時代、便利さが、考える能力と自立心をそぎ
落としている。 ー以下の指摘が、まさに、言当てている!
≪ アメリカでは、子どもにケータイをもたせることは、子どもの自立を
妨げるのではないかという議論がある。アメリカの社会学者タークルが、
つぎのような興味深いことをいっている。
<かつては、たとえばニューヨークの繁華街に初めて自分だけで行くとか、
地下鉄に一人で乗るとか、ボストンの街をどこまでも歩いていいという許しを
もらうとか、都会の子どもがそういう経験をするとき、その子にとっては
「自分だけが頼り」だったわけ。自分がただ一人ですべての責任を負うわけ
ですから、何か危険なことや恐ろしいことが起こっても、自分で身の振り方
を決めなければなりません。人は、どこかでそういう経験をし、そこで湧き
起こる感情と闘う術を学んでいかなければならない。どんなことが起こった
としても、状況を打開できるかどうかは自分次第だったのです。
しかし携帯電話の登場以来、子どもがこういう経験をして理屈上は一人で
あっても、親がずっとそばにいるという不思議な状況が生まれています。
また子ども自身も、自分が一人ではないと感じているのです。また、携帯
電話は、このような状況を作り出しているわけです。子ども一人では心
[5]続きを読む
11月15日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る