ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4845,「事業人生を決心して45年」の語り直しー19
 欲望は絶えず刺激されて肥大化し、いつになっても充足感が得られない状態になってしまう。
◎第三は、便利さという代償である。
 便利さの代償として、日本の青少年の体力や知力の低下が進行していった。自制心、克己心、忍耐力、持続力のない
青少年が大量生産され、さらには、強靱なる意志力、論理的思考能力、創造性、豊かなる感受性、責任感などを欠いた
過保護に甘えた欠陥青少年が大量に発生した。戦後日本の繁栄は、他方でひとびとの欲求不満とストレスを増大させ、
日本人の精神状態を非常に不安定で無気力、無感動、無責任なものに変質させてしまった。それはまた伝統文化を破壊
することを通じて日本人のコア・パーソナリティを崩壊させ、倫理観を麻痺させ、日本人の精神生活を解体してしまった。
この生活様式の崩壊と日本人の内的世界の荒廃は、日本社会の自壊作用のメカニズムの基盤をなしていった。】
▼ 66年の人生の中で物質的貧困から豊かさになっていき、それが失われていくプロセスの登りと下りを国家と個人で、
実体験してみた。まだ下りは道半ばだが、あと10年で日本は貧困国家に間違いなくなる。30〜40年前の、
あの豊かさは何だったのか。あの経験はしないより、してみて良かった。笑うべき時に笑えばよい、いずれ泣くとき
後悔が無くなる。腹の底から笑っておいて本当に良かった。 あとは自嘲か。
 ・・・・・・・
3738, 自分の居場所のみつけかた ー�
2011年06月20日(月)
【  * 勝ち負け社会のカラクリ P−100     「自分の居場所のみつけかた」 ー 斉藤学著  
 だいたい、社会の価値システムなどというものはその時代がつくる幻想に過ぎない。今は市場社会ですから金儲けが
価値観の基底にある。金を儲けようとする企業家は市民大衆を導いて「消費者大衆」へと変身させることを考える。
その際に用いられるのは「不安」です。ヒットラーのナチズムからオウム真理教まで、大衆動員の手段は不安の醸成ですが、
消費者大衆の動員も不安を動力として行われます。まず市民たちの中に「無能力」や「醜悪」への不安を流す。たとえば
「英語を巧みに操ることの能力が現代社会にとっていかに必要かを宣伝する。それによってその能力が乏しい人の不安を
かきたてれば、英語の教材屋や英語学校が繁盛する。言葉なんてその必要が出てくればいくらでも使いこなせるように
なるものですから、英語能力に関する不安などは将来という幻想の一つに過ぎない。将来なんて、あるかないかわからない
ものですから、それを実在と考えることそのものが幻想なのです。株で儲けたという人の話題は株ブームに乗り遅れる
不安をかきたてています。将来の不安というものがアチコチに散蒔かれているのが「勝ち負け社会」の特徴です。
幻想に乗らない人は最初から勝ち負けゲームに乗りません。世の中を地位、名誉、金の勝ち負けゲームと見なすと、
このゲームにはゲームにつきものの公平のルールというものが決定的に欠けています。 だいたい人生ゲームの参加者で
ある子どもは自分に配分される親を選べない。この点ではトランプのカード配りに似ています。ゲームの最初から勝つに
決まっているようなよいカードが配られている参加者もいれば、勝ちようのない持ち札の人もいる。
親の金力、人脈、知的資産、美貌に恵まれない人は人生ゲームの負けが決まっている。しかし人生ゲームはトランプと
違って、勝者だけが参加できる第二次、第三次、第四次のゲームが用意されているから、ひとまずの勝者だって、
いずれ敗者になるというカラクリになっている。 要するに世の中をこの種のゲームと見なすとすれば勝者はひと握り、
敗者は圧倒的多数となります。ところで、この大衆社会の中で力を持っているのは少数派ですか多数派ですか? 
衣装やダンスの流行からお笑い芸人のハヤリスタリまで、カギを握っているのは一般大衆と呼ばれる「貧乏で無責任で
無教養で悪趣味な多数派」じゃありませんか。 世の中は彼ら向きにできているから、地位・名誉・金に恵まれた
人々へのジェラシー(嫉妬)やエンヴィー(羨望)に身を焼かれる必要などないのです。そこを間違えるから

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06月20日(金)
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