ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3889, 積極的逸脱 ー2
悪いことは申しません。御縁が遠くなりますから、ご供養のうえご処分なさい」
たしかに、それからというもの、私はいくら結婚したいと思っても、まったく、縁がなかった。
(やはり、あの女の絵のせいではなかろうか…と思ったが、どうにも絵を捨てられない。 捨てられないと、
こだわるほど、悪いことが起きそうな予感がした。 ところが、しばらくして、信じられないことが起きた。
ある妙齢の女性から花見の誘いをうけた。 顔は知っていたが、それほど親しいわけではない。
なのに突然、電話がかかってきて、「青山墓地の桜が縞麗だから二人で見にいきませんか?」という。
こういうことはまるでなかったから、素直に、誘いにのって、いくこことにした。桜は美しかった。
墓地に眠る人の命を吸っているから、美しいのだろうと思っった。私は、はずかしいから地面をみて、
女性のうしろを、とぼとぼついて歩いた。私は女性の顔をちらりとみた。青白い気品のある横顔であった。
体が弱いのか、のどくびを覆い隠す洋服を着ている。しばらく墓地をみてまわったところで、女性がいった。「桜、きれいね」
そのと教私は背後になにか気配のようなものを感じた。目をあげると、そこには、信じられないないものがあった。
あの日本画をかいた乃木坂の令嬢の墓石であった。「享年二十七歳、昭和九年没」と刻まれていた。
地の底から、女が、じっと、こちらをみているような気がした。 気味が悪くなって、それっきり、
その花見の女性とは会わなくなった。 二十七歳で死んだ女の絵は、いまも私のもとにある。
−−
私なら、花見の女性と深い因縁があると考え、一歩踏み込む。そして、その墓の若い女性を自分の守り本尊にし、
毎年、花見に来て、墓に祈るだろう。 いや、感謝をする。 何で気持ちが悪いのだろうか?
まあ、いいか! これも解釈の一つでしかないが。 桜には霊気が満ちているというが!
・・・・・・・・
2007年11月18日(日)
2419, 『楽天主義』
*ヾ(´∀`o)+。才ノヽ…YΘ!
『楽天主義』ーヘレン・ケラー著 ー読書日記
この本を図書館で見つけ、数ページ読んで、その行間から溢れ出てくる光のようなメッセージに驚いてしまった。
三重苦を乗りこえた偉大な人物ということは周知のことだが、実際に彼女の本を手にするのは初めてであった。
それも何と彼女の処女作で、100ページ足らずの読みやすい本である。この一冊を20歳前に読んでいたら人生が
変わっていただろう。 三重苦の中で、言葉の持つ意味を深く理解したのである。もしかしたら、
今年の最高の本といってよい本だろう。この本はもう廃刊になっていて、中古本で二倍の値がついていた。
ーその概要といえばー
この本は、ヘレン・ケラーが1903年、大学在学中に初めて書いた処女作である。
ヘレンは三重苦の身でありながら、88歳の生涯を障害者の救済のために力強く生きた。
彼女は生後19ヶ月の時に熱病に罹り、聴力と視力を失い、三重苦の生活を強いられた。サリバンという女先生と出会い、
読み書きを覚え、大学を卒業後、世界各地で講演したり福祉活動を行い「奇跡の人」と呼ばれた女性。
ここで彼女は「楽天主義者とは、善を信じ、輝かしい未来の到来を確信し、明日を今日より美しいものにするための
努力を重ねる生き方」と述べている。楽天主義者は、信じ、試み、そして目標を成し遂げる。楽天主義こそいっさいを
成功に導く信念である。 希望がなければ何ごとも成就するものではない。
人生の目的は何か、などと堅苦しく考える必要はない。楽しく生きて、この世を去るときに、
「生まれてきてよかった。幸福な人生だった」と振り返ることができたら、その人は人生を楽天主義者として
過ごした成功者である。将来に希望をもって努力することで幸せは得られるものである。
逆に、悲観的な考え方のクセがある人は、幸せになりにくく、不幸になりやすい。幸せになるためには、悲観的な
(不幸になる)考え方をストップし、意図的に楽観的な考え方をできるだけ心がけたほうがよいのである。
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11月18日(金)
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