ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3152, ラ行の受身形
家を引渡せば、それで済むのである。更に問題を大きくしたのは、「不動産の証券化という先進技術の落とし穴」である。
その証券化された債権の格付けが、大きな問題になってきたのである。
つまり本物のAAA格債券というのは「お宝債券」なのである。そこでサブプライム担保で組成したAAA格債券の登場である。
「高格付けの債券を買いたいけど、値段が高いのは困る」などとムチャな要求をする投資家に対して、
盛大に売り込まれていったのだ。さて、サブプライムローンを一山集めて、その中から絶対焦げつかない部分を取り除いたら、
あとには、焦げつく可能性の高い部分が山のように残される。そこでこれらの部分を宝くじ感覚の投資商品に編成して
割引値段で売りに出す。もしもローンの焦げつきが予想以下で済めば、投機家は大儲けできるだろう。
まさに一撰干金。 夢見る投機家が喜んで飛びついたというわけだ。
信用度に問題がある客を相手にして住宅ローンを貸す商売が成り立つのは、ローンを全部まとめて投資家に売り払い、
すばやく現金化できるようになった為である。証券化という先進技術の恩恵だ、と誰もが考えたことだろう。
だがここには、あきらかに重大な落とし穴がある。 ローンの証券化を行うためには、
大前提として事前にサブプライムローンが焦げつく可能性が見積もられていなければならない。
もちろん見積もるための数字は存在する。だがその数字は、不動産価格が右肩上がりだった過去の数字だ。
予想を超えて不況になり、予想を超えて不動産価格が下落してしまうと、予想を超えて焦げつきが発生する。
そして損の範囲は「絶対安全なはず」と予想されていた部分にまで食い込んでしまうのだ。
実際に今、格付け機関が「絶対安全な債券」の格付けを下げ始めている。ギャンブルをしていた人間が、賭け金を残らず
失ってもギャンブラーの自己責任だ。だが絶対安全な債券という触れ込みで買った代物が焦げつくかも知れないとなれば
「こんな危ないものは持ってられない。叩き売れ」ということになり、相場は大暴落する。
損を覚悟で叩き売った以上、売った金融機関には赤字が発生する。売らずに持ち続けている金融機関にも評価損が発生する。
金融機関の利益が激減すれば、その金融機関の株価も大暴落する。
なら、ギャンブル型の金融商品の価値は、限りなくゼロになった可能性もある。
そんな紙屑を手放すこともできず、黙って抱え込んでいる会社が、どれだけあるか、誰にもわからないという状況なのだ・・
この構図が誰の目にも明らかに見え始てきた時、株価は暴落への道を始めたのである。
サブプライム問題は、アメリカの不況を原因とする一つの症状にすぎない。
だが激しい咳が患者の体力を急速に奪うように、サブプライム問題が株式市場への不安を加速しているのも事実なのだ。
インフルエンザの症状には発熱もあれば下痢もある。 咳だけが症状ではないのと同様に、不況を原因として、
あらたな症状が噴出す可能性も否定できない。アメリカという巨大消費市場あっての中国だから、
アメリカの不浅が直撃すれば中国株も大暴落するかもしれない。
ーー
以上だが、アメリカはどの様にして、このサブプライム問題を解決するのか。
アメリカの資本がユダヤに支配されているとすれば、先に石油や金などを買い込み、
その値上がりを図るのは当然のことである。更にアメリカの債権を半ば強制的に
買わされ、そのツケを払わされるのは日本などである。隷属国家とは、悲しいものである。
βyё♪ βyё♪
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2006年11月21日(火)
2058, あたりまえなことばかり −12
(。^0^。)ノ オッ(*^○^*)ノ ハ〜 ヨウ
死は他者の死しか知ることができない。 そして他者のごく身近な人の悲しみの表情をみて、
死=悲しい、という構図を長年人間は描いてきた。象も死んだ子供や仲間の死を悲しむというが、それも、
その象の表情を見て、勝手に思っているだけである。虚無になる恐怖感と言えども、「無になる」とは
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11月21日(土)
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