ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3132, 生きる幻想 死ぬ幻想 ー6
社会全体としては、"現実化" し "流通" する親切の量が、圧倒的に多くなるのである。
これは1人1人の視点でも、日常的に自分が出会う親切の量が増える事を意味する。
井上ひさしはNHKの番組『井上ひさし福祉都市を語る〜イタリア・ボローニャの共生社会』において
以下のような主旨の事を語っている。
ー 江戸時代に、「ご恩送り」という言葉がありました。
ご恩返しは、贈り物を送ったり返したりで、関係は2人しかないわけです。
ご恩送りは、誰かから親切を受けたら、これを親切を受けた誰かに返すのではなくて、
他の人に渡していくんですね。そうすると、江戸に100万人いるとしますよね。
1日に一度ぐらいは親切を受けることはありますよね、一瞬のうちに江戸の町に100万の恩
というものがバーッといくわけです。 それをお互いに回すわけですよね。
・・・(中略)最近ではある程度の年齢の人たちだけでなく、学生などにも
このような考え方が広がってきている。特に旅好きの青年、ボランティア活動に熱心な
青年などには顕著にこのような考え方を持ち、日々実践している者も多々見られる。ー
−−−
−以上だが、それでは「恩」とは、どういう意味なのだろうか? 漢和辞典を引くと
(1)めぐみ・なさけ・いつくしみ・あわれ・ありがたく思う
(2)「心」と「因」を合わせたもの。因とは、わけ・もと・おこり。
(3)恩は心をよせること。人に対していたむ心。
(4)大は人で、人が囲いの中にいることによって、安心していられる。
(5)人がふとんに寝ている形で、安心・やすらぎの意。
要約すると「人に対して慈しみの心を持つこと」である。
そうすると「恩送り」とは、それぞれが慈しみの心を持てば、互いに安らぐことが出来るということになる。
私の場合、特に両親から大きな恩を受けたが、それを如何に自分の子供に「恩送り」をするかが今後の大きな課題。
連れ合いが入るから難しい問題もある。 生きている限り何らかのカタチで社会から恩を受けている。
だから、できる範囲のチャンスには可能な限り「恩送り」をするように務めればよい。
しかし恩送りをした相手に期待はしないことだ。 したと同時に、その価値は激減する。
ホンジャ バイ!(゚▽゚*)ノ~~
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2006年11月01日(水)
2038, 躁鬱病について −6 オッ(*^○^*)ハ〜ヨウサン!
「夫はうつ、妻はがん」
―夫婦で苦境を踏み越えて ー ? 小川 宏 著
この本で有名人で「うつ病」から脱出した人や、亡くなってしまった人を何人かあげている。
脚本家の倉本聰、俳優の木の実ナナ、高島忠夫、気象士の倉嶋厚などである。
皇太子妃の「適応障害」も、専門家の話によると「うつ病」という。
世界を股にかけたキャリアの女外交官が小さな籠に入れられ、男児が生まれない重圧の中で、
ノイローゼになるのは当然のこと・・倉本聰とラジオの対談で病気の話を聞く機会があった。
それによると20歳代から欝を繰り返し、さらに二十数年前、北海道の富良野に居を移してからは、
毎日のように自殺を考えていたという。 その地に適応するまでの苦闘が思い知れる。
自殺で亡くなった人は、桂枝雀、ポール牧、嵐寛寿郎などがいる。精神科医の大原健士郎氏との対談で、
「小川さん、自殺未遂者が息を吹き返した時の第一声の言葉かわかりますか?」と訊ねられて、
「多分生きていて良かったと言うんじゃないですか?」の答えに、 先生曰く、
「そういう人はわずかで・・・ほとんどの人は、助けて!といいます。」 自ら命を断とうとした人が、助けて!
とは矛盾しているが、先生は「誰でも命への執着があるので、そういう言葉を発するのです」という。
最近のアメリカの研究では、成人の糖尿患者のうち20?が「うつ病」になると報告されている。
日本では糖尿患者は普通の人の三倍の確率になる統計がある。またガン患者の25?も「うつ病」
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11月01日(日)
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