ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2461, 病的まで心配性の人だけが生き残る!
感慨が深くなる。特に多くの経験?を重ねたせいもあるからだ。
ーその幾つかを書き写しておきます。
・酒飲み人はただ酒飲む人それのみであることはできない。
酒を飲む瞬間は、生きつづけたその人の到達したある一点である。
−武田泰淳
・<狂酒>から<酒悲>の段階に移行すると、こんどは自分が
無限に小さな存在にかんじられはじめる。
つまり酒によって己みずからを知ってしまうのだ。・・・・
「いいお酒ですな」と人に感心されるようなのみかたが、
あんがい静かな絶望の表現であったりする。
−高橋和己
・酒飲みというものは、どういうものか酒のこぼれるのだけは
非常に惜しがる。あやまってお膳にこぼしてみたまえ。
十人が十人「もったいない」と唇をつけて、すするから。
−サトウハチロウ
・酒飲みは判官びいきであって、かならずといってよいほど、
小さな醸造元の酒を推薦するものである。
−金子兜太
・酒を飲んでいて次第に拠ってくるその移り変わりが
一番の味はひである。
ー内田百聞
・酒好きにとって、酒というものは、どの一口もうまいにはちがいないが、
わけてもうまくなるのは、ちとすぎる頃からだ。
ー堀口大學
・酒と旅・・・本当に不思議なものだ。
どうして旅に出ると、うまい酒に出会うのだろう。
東京でどんなに高級なウイスキーを飲まされても、
あの旅情に浸りつつの酒にはかてない。 −赤塚不二夫
ーつづく
・・・・・・・
2004/05/02
1125, 酒について −1
「神はこの世を六日間で創り給うた。そして、第七日目には、二日酔いを与え給うた」
というが、酒はよいことだけではない。。
「バッカス(酒の神)はネプチューン(海の神)よりも多くのものを溺死させた」と、
ローマの諺にある。酒は肝臓に悪い。腎臓に悪い。しかし、酒は「心の特効薬」?である。
酒の一杯は健康のため。二杯は快楽のため。三杯は放縦のため。四杯は狂気のため。
というが、酒はプラスにもマイナスにもなる。
「おい堀井。お前、晩酌で二日酔いしたことがあるか?」
と高校の同級生に聞かれたことがあった。「ほとんどない!」と答えたら、
「おれなど、いつも晩酌で二日酔いをしているぞ!」
何か深い深い意味があった。目の前の悩みを洗い流してくれるのは、
酒と先人の言葉と諦念である。酒は愉楽の完全な典型である。酒は実にうまい、
不満を追い払ってくれる。 それ以上何を望もうか、それでよい。
酒を飲むことほど日々を楽しくさせてくれるものはない。
くよくよさせず、勇気をいっそう勇敢にさえしてくれる。
しかし、酒であまりの多くの失敗をしてきた。
若き日、酒を飲んで多くの議論をしてきた。そして、多くの人と争ってきた。
酒は、脳に入れた敵、気違い水であり、あまりに危ない敵である。
それでも、酒は美味い。 これで20年は寿命を短くしただろう。
ー私の場合特に以下の言葉は胸に刺さる
・酒を飲む理由は二つある。一つはのどが渇いたときに喉をうるおすため。
もう一つはのどが渇いていないときにのどの渇きを事前に防ぐため。
Tーピーコック
・若者にとって酒は大人の勲章である。 ー吉行淳之介
・一生を洗い流してくれるのはただ酒だけである。
ー韓愈
・どういうことになるものやら見当のつかない二つの場合がある。
男が初めて酒を飲むとき。女が最後に(今夜きりよ、と)酒を飲むとき。
ーヘンリー
・土曜の夜の酒の味が、平生と違うことを知らないものには、
日曜の朝の楽しさは解るまい。
ー水上滝太郎
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12月30日(日)
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