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堀井On-Line
by horii86
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■2144, 「狂い」のすすめ −1
アメリカ発の便利・効率を優先するファーストフードに対して、
スローフードを見直す運動である。
イタリアのブラという街で生まれた運動で、
日本スローフード協会によると、次の三つを指標にかかげている。
1、消えてゆく恐れのある伝統的な食材や料理、
質のよい食品、ワインなどの酒を守る。
2、質のよい素材を提供する小生産者を守る。
3、子供達を含め、消費者に味の教育を進める。
アメリカのコンビニエンスという考え方が、食べることにも及んで,
画一化が進みすぎて、ものごとを「味わう」ことが少なくなってしまっている。
その反省に立って、食事そのものを見直す運動である。
これは、人生にもいえることで、「スローライフ」の見直しも出てきた。
人生を画一的な面だけでとらえず、ジックリと味あう生き方である。
「それぞれのライフワークで、自分という素材を生かすことを優先していこう」
という考え方である。
先日見た映画の中で、船長と妙齢な婦人3人と母娘のディナーでの会話が素晴らしい。
それぞれが初対面で、違う国の出身。
一人一人が多くの過去を持っている。
それを何気なく自己紹介で言うのだが、何の嫌味もなく洒落を言いながら
食事をしながら話すセンスが素晴らしい。 スローフードの典型であろう。
欧州人は、ともに食事をすることを最も大事にしている。
生き方と食事に大きなつながりがあることを、長い歴史の上で体験的に知っている。
時間と手間隙をかけた心のこもった食事を、心を込めてとることこそが、
今の時代に求められているのだろう。
特にスペインは、一日の時間の組み立て方が、欧州の他の国と全く違っている。
朝は、他の欧米と同じ9時頃に始めるが、午後1時か2時から4時ぐらいまで
昼休みを取る。その間、一度家に帰ってシェスタという昼寝をする。
(セックスも、その時にすませる人が多いという。)
そして8時過ぎまで働く。
その後街に出て、バールと呼ばれる居酒屋でアンチョビなどのツマミで
いっぱい引っ掛けて、顔見知りや家族と楽しむ。
街中あちこちにバールがあり、その時間どこも満席である。
その後、家に帰って食事をする。 とにかくバールの値段が安い。
彼らにとって、スローフード・スローライフは数百年続いている文化でしかない。
スローフードなどが流行りだすのは
イタリアやスペインなどと同じく国が衰退を始めたということだ。
これも事実だから仕方がない。
新潟でも全国チェーンの湯葉料理の「梅の花」が出店した。
昼飯を二時間以上かけて主婦などのグループがとる。
五頭山の麓にある、釜飯の店など、その走りなのだろう。
金持ちの外食スタイルのカジュアル版ということか!
・・・・・・・・・
2004年02月15日(日)
1047、「22歳の日記」の終わりに
今日で学生時代の日記が終わっていた。
何時から何時までという日付の無いフリーの日記帳なのだが、
丁度よいタイミングで最後のページで、最終日の今日だけレポート用紙が
貼り付けてあった。いま一冊の日記帳にあと半年位は書いていたと思うが、
ハッキリした記憶が無い。
この日記を書き移していて「恵まれていた環境にいた」とつくづく思う。
「寮生活に、一ヶ月の欧州旅行、ゼミ、クラブ、教授、両親、友人」
と多彩な環境が重なっていたことに驚いた。
そこには地方出身の、土がタップリついた、純朴な姿がそのままあった。
この時期に培ったものが一生ついてまわることを、振り返って実感する。
それと真面目な姿も、今も昔も一緒である?
大学の専門分野の授業が結構面白かったことと、
全く知らない分野を、色いろ知ったのが最大の収穫であった。
また知識や情報や人脈の重要さをつくづく実感をした。
知的好奇心がこの時期にやっと芽生えたのだから、かなりの遅咲きであった。
大学の知識などは、実社会に出てからの経験や読書などの蓄積からみたら、
微々でしかない。 「大学を出てないから駄目だ」
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02月15日(木)
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