ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1637, 37年前の私への手紙−1
「ホメロスの物語を信じて大金を使うなんてバカげた話さ。
あれは単なる伝説だよ」と陰口をたたき合っていた。
穴掘り労働者150人も誰一人として、遺跡を信じている人間など、いない。
●シュリーマンの人生は、この発掘という挑戦のためにあった。
今さら他人の批判や陰口などが気になるようなヤワな信念ではない。
燃えるように暑い日も、凍るように寒い日もヒッサルリクの小屋を拠点に
発掘をつづける。
それは「毎日タマネギの皮をむくような仕事でした」と、後に語っている。
●そうして2年が経過したる日の午後。
「シュリーマンさ〜ん、何か変なものが出てきたました!」と、
穴掘り労働者の声。
駆けつけてみると、それは城壁のようなものであり、さらに掘っていくと
神殿や宮殿に通じた道も見つかった。
やがて土の中から、きらりと光るものが現れた。
●それは、黄金の王冠、首かざり、耳かざり、指輪、水入れ…。
おびただしい宝ものの数々。
「こ、これは・・・まさしく、」
立ちつくすシュリーマンの脳裏には、子どものころに本で見た、
まっかに燃えるトロイの絵がはっきりとよみがえった。
「ホメロスの物語は、やはり伝説ではなかった。
わたしが信じつづけたことは、夢ではなかった。」
シュリーマンは、あふれる涙を、こらえることができなかった・・。
●しかし、多くの大人たち(考古学者)は最初、この遺跡をトロイのものとは
誰も認めようとしなかった。
シュリーマンはその後も数々の発掘に成功し、そのたびに、
莫大な財宝を発見し、事実を証明していく。
そして、68歳のとき、現地に考古学者を集めて学会を開催し、
とうとう誰もが認める「トロイ遺跡」となったのだ。
彼の物語と彼の生涯はここで終わっている。
●いかがだろうか、これは実話だ。
常識で考えれば、遺跡の発掘をしたいのなら、商人ではなく考古学者を
目指すのではないだろうか。
決して大商人になるという中間目標を設定したりしない。
なぜなら、それ自体が達成できるかどうかわからないし、遠回りに感じる。
しかも、大商人になるために彼は、語学をマスターすることに多大な時間を
割いている。それだけではない。
奥さんを決めるときも自分にない語学ができる人を選んでいるのだ。
●生涯の目標を逆算方式で計画したからこそ出来た行動に違いない。
◇最終目標・・・トロイの遺跡発掘
◇中間目標・・・発掘資金と時間を確保するために充分な富の蓄積
◇短期目標・・・貿易商人として成功する
◇手段・・・貿易に必要な語学をマスターする
●えてして「戦略的」な行動とは、目的とは違う方向に進むように
みえるものである。新年を迎えるにあたり、私たちの人生や経営にも、
シュリーマンと同じような戦略的な考え方が参考になるのではないか。
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ー以上であるが、彼の驚異的な15各国語のマスターのノウハウは、
今でも充分通用するものである。
マイナスの話も付きまとうが、
「並みの人間の卑しい見方でしかない!」
という、彼の声が聞こえてきそうである。
「同じ一生、とことん自分の夢を追求すべし!」という人生を
そのまま実行した人だ。
日本にもきて、詳細を書いたものが残っている。
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2003年09月26日(金)
905, 物を置かない努力
TV番組の自宅訪問で、デザイナーのコシノ・ジュンコが、
家では「物を置かない努力」を心がけている、といっていた。
「なるほど!」と納得してしまった。
家の中のデザインは無機質で、シンプルであった。
カラーは白と黒だけ、空間そのものがデザインという感じであった。
さすがデザイナーの住むところは違うものだと感心をした。
コシノ・ジュンコビルの最上階の広いワンフロアーを住居に当てていた。
以前、事務所の部屋に来た知人が『机には一切物をおかないこと』
と注意をしてくれた。
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09月26日(月)
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