ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1496, いま・現在について−4
「メシア」様の命令を唯唯諾々と従うものか?
その原理を「カリスマへの道」では歴史を遡って書いている。
その中で一番面白く本質をついていると思われるところを
以下に書き写した。
ーーー
西暦1666年の初頭、全欧州が人類の歴史上の最大イベントを待ち構えて
いた。ユダヤ民族を昔日の栄光に導くメシア登場である。
この神の使者はサバタイ・ゼビという40歳のユダヤ人で、今はスルミナ
に住んでいるが、やがてトルコのスルタン(皇帝)を打倒し、龍に乗って
エルサレムに入城する手筈なっている。
そしてその後は戦いで次々と敵を倒して世界の王になる予定。
ユダヤ人が『我々が今にあなた方の主人になる」と言うと、キリスト教徒
も心配を始めてた。・・・
大都市の多くではこの期待は早くも混乱を生みつつあった。
ユダヤ人社会が商売を止めて最後の審判の準備に入ったため、
まずは商業が機能停止になった。ハンブルグでは人々は家と土地を
売り至福千年期に備えた。・・・・・・・・
だが年も押しつまる頃に信じがたい噂がながれ,歓喜は落胆に一変する。
イスラムにサバタンが改宗したという。
サバタンが若いメフメト4世の前に引きずり出され「イスラム教に改宗するか、
さもなくば生きたまま串刺し」と二者択一を迫られた。
これに応じたメシアのサバタイは直ちにユダヤ帽を地に投げ捨て唾を
吐きかけ、これに変わって白いターバンが頭に巻きつけられるに任せた。
そしてスルタンー皇帝はこの改宗を優雅に受け入れと新しい名前と門番の
職を与えた・・・
ーーー
こういう新興宗教のメシア様の色いろな内容が次々と出てくるのだ。
神の名での教祖様のハーレムがつくられ、組織内での多くの殺人が繰り
ひらかれるのだ。
宗教ごっこならよいが、セックスと殺人が終末思想の元で日常になって
自己破滅を始めていくのである。
オウムのようなことは、宗教の創立期にはどこでもつきものである。
理想社会は教祖様にとっての意識下の世界でしかない。
95lの従順タイプの更なる他人志向を求めている人は、
その理想社会の空想社会の餌にごく簡単に飛びついてしまう。
そして全財産を剥ぎ取られてしまう。
世界中がそれに満ちているといってよい。
精神的に傷つき癒されたい人が、それだけ多いのだ。
自分で本を読みつづける中から癒されるのが、一番効果があるのに!!
それしかないのに!?
・・・・・・・・・・
「カリスマへの階段」
コリン ウィルソン (著)
関口 篤 (翻訳)
価格:¥2,130
出版社: 青土社 (1996/03)
レビュー
内容(「BOOK」データベースより)
強烈な個性と卓抜な指導力で偶像化されるカリスマたち。
カルトの教祖から時代をリードするイデオローグまで、たえず生み出しつづけられる
「超人」の深層を赤裸々に検証する。
ー目次ー
1 救いとしてのセックス
2 メシアの歴史
3 信者の心理
4 殺人者としてのメシア
5 権力の美味
6 現実を変形する手段
7 メシアとしての精神科医
8 魔力
9 自由恋愛の福音
10 性の分水嶺
11 力の仮面
12 第二の流れ
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
2002年05月08日(水)
400, 末っ子はつらいよー2
姉が見たら(聞いたら)なにをいっているか!と怒鳴られそうだ。
「両親に、兄姉にみんなに可愛がられて!とんでもない」と。
確かにそれもそうだ。特に両親にとって、
いつも傍において置きたいペットみたいなものであった。
死ぬ時もしかり、傍にいた。
そして遺言も財産に関しても、一番有利に書いて亡くなっていた。
また両親が死ぬまで常にお手伝いがいる家だった。
チヤホヤされてきたことも事実だ。
末っ子の特権を充分享受した。
それと孤独に強くなる。一人で何かいつも遊んでいた。
長姉がいうに、いつも一人で三輪車で遊んでいたという。
今も殆ど同じ一人遊びが好きだ。
ノイローゼになる人は一人遊びの出来ない人だ。
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05月08日(日)
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