ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1429, 中年クライシス(中年の危機)の悲劇
中年から老年に向かっている身にとって、一つ間違えればとんでもない危機に
陥ってしまう年齢になってきた。

アルフォンス・デーケンは、この中年期の危機を「八つの危機」にまとめている。
バランスを崩せば、何時でもこの鬱の世界に転げ落ちてしまう。
この「危機」に対して、上手に対応することが必要になってくる。

以下は、アルフォンス・デーケンの本に書いてあった内容である。
いくつかは誰もが心の奥で感じたことであろう。
どういうわけか私の場合、ほとんどない??
常にコントロールしてきた為だろうが。
今まではそうであったが、今後は解らないのが人生というものだ。

このすべてを背負って、万年鬱になり自殺未遂を繰り返している人がいるが、
ある日突然、こころの芯棒が折れてしまって、この幾つかの穴にはまり込まないとは
限らないことばかりである。

ーその一部をまとめて抜粋をしてみるー

「気がついたら人生の折り返し地点を過ぎてしまった・・・」
「仕事がサッパリ面白くない」
「同僚と付き合うのが億劫だし、妻や子供との時間が楽しくない」
「何の為に生きているかわからない」
「ちょっとしたことでも、くよくよ考え込んでしまう」
「若い頃のように、やる気が出てこない」
「上司や同期の葬式に出ることが多くなったな・・・」
「コメディ映画をみても、素直に笑えないよ」

よく聞くぼやきであるし、身に覚えのあることである。
以上のことは中年期に忍び寄ってくる特有な「八つの危機」の典型的な
現れである。それぞれを説明してみると

1.「気がついたら人生の折り返し地点を過ぎてしまった・・・」
 :時間意識の危機
 時間の概念は客観的なクロノスと主観的なカイロスに
分けることが出来るが、中年期は主観的なカイロス時間意識(残された時間が
少なくなってきたという感覚)に目覚める時である。今までの時間意識を変革して、
自分の人生のカイロス時間(生きているという実感をいだける時間)に対して、
ためらわずに進むことが時間意識の危機に対する望ましい対応である。

2.「仕事がサッパリ面白くない」
 :自分の役割意識の危機
 多くの人は中年期までに社会的に一つの役割をはたしますが、
現在の長寿社会では、更に第二の人生が控えています。
そのため、中年期から老年期と進むにつれて、新しい役割意識を模索する必要があります。
それは、新しい生きがいの探求と結びつき、新しい人生の価値を見いだすことになります。

3.「同僚と付き合うのが億劫だし、妻や子供との時間が楽しくない」
 :対人関係における危機
 中年期になり、協調性や柔軟性が失われ対人関係がスムーズに
いかなくなります。深刻な問題は、長年連れ添ってきた夫婦間の関係がうまくいかなくなり、
家庭内離婚や家庭内別居とよばれている事態が生じたりします。この時期の人間関係は、」
その人とより深く出会うためのアプローチ(デーケン氏は「人格的アプローチ」と言っています)
を目指すことが大切です。

4.「何の為に生きているかわからない」

 :価値観の危機
 若いときには、仕事の業績を上げること、地位を獲得すること、
財産を築くことなどに大きな価値を置がちです。中年期にはこの価値観が揺らぎ始めます。
一定の業績を上げ、地位を得、財を成しても虚しさが残ります。
そのため、価値観の見直しと再評価が必要となります。

 自分の人生の真の目的な何なのかと、問い直すことが不可欠となります。

 場合によっては、自分の価値観を見直し、新しいライフ・スタイルを創造することも
 中年期の価値観の危機を乗り越えるために有効です。

5.「ちょっとしたことでも、くよくよ考え込んでしまう」
 :思いわずらう危機
 中年期になると、健康に関する不安や将来に対する不安など、
無用な不安や思いわずらいが増えてきます。それにより貴重な精神的エネルギーを消耗して
しまい、創造的な人生を送れません。思いわずらう危機に対しては、自分でコントロール

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03月02日(水)
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