ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■8096,閑話小題 〜人生には意味が有るか・・・
殺人などの犯罪とかの特殊の重苦しい背景はないが、何処にでもある家庭内の
問題を徐々に引き出していた。 姑との折合いが悪かった妻との離婚と、
それが二人の子供を深く傷つけていたなど、徐々に問題が浮きあがってくる。
家族が問題を抱えながらも、必死に生きていく姿は何処の家庭内も同じ身に
つまされた、考えさせらた映画である!
 
≪ ◇ 伊吹有喜の同名小説『ミッドナイト・バス』を完全映画化!
 バツイチ中年男の高宮利一は、新潟〜東京間を走る長距離深夜バスの運転手。
東京で定食屋を営む恋人・志穂との再婚を考えていた矢先、息子の怜司が東京
での仕事を辞め、帰ってくる。 娘の彩菜は友人とマンガやグッズのウェブ
ショップを立ち上げ、実現しそうな夢と結婚の間で揺れていた。そしてある夜、
利一が運転する新潟行きのバスに、十六年前に別れた妻・美雪が乗り合わせる。
十六年の長い時を経て、やるせない現実と人生の不安が、再び、利一と美雪の
心を近づける。母の出現に反発する彩菜、動揺する怜司。突然の思いがけない
再会をきっかけに、停まっていた家族の時間が、また動き出す。 ≫
 ◇「トンネルを抜けると男で、戻ると父親」
関越トンネルを挟んで「父性」と「男性」を往ったり来たりする。
かつて残した子どもへ負い目を感じつつも利一の優しさに心乱れる元妻・美雪
は東京で新しい家庭を持ち、新潟に独り暮らしている病床の父親を見舞うところ
だった。 美雪の疲れ果てた様子が気になる利一。利一には、美雪との間に怜司
と彩菜という子どもがいる。 利一が東京で定食屋を営む恋人・志穂との再婚を
考えていた矢先、長男の怜司は東京での仕事を辞めて帰ってくる。
 娘の彩菜は、友人とルームシェアしながら、インターネットでマンガやグッズの
ウェブショップを立ち上げていたが、 実現しそうな夢と、結婚の間で揺れていた。
そして利一は、元妻の美雪が夫の浮気と身体の不調に悩み、幸せとはいえない
結婚生活を送っていると知る。利一と美雪の離婚で一度ばらばらになった家族が、
今、それぞれの問題を抱えて、故郷「新潟」に集まってくる。
家族がもう一度前に進むために、どうすればいいのか── ≫
 ー
▼ 思い詰めた中年男の主人公の悲哀が、何ともじれったい。現在、就職氷河期
 世代の引籠りが問題になっている。 80代の親と50代の子の親子関係での問題
であることから「8050問題」(7040問題)である。この親子の20〜30年後の現実!
が、こんなものか。これに「2045年問題」が重なる。2045年にはコンピューター
の性能が人間の脳を超えるという予測。何やら暗い気持ちになってきた。
そりゃそうだ、国家からして、将来図が描けず、目先の票稼ぎの人気取りに
目がくらみ… 個々人も、国家単位でも、誰も助けてはくれない! 中央値で、
400万しか貯金を持ってない国民に、「100歳生存の時代に2000万の貯金が必要」
と言われても… 時代は静かに大きく変わっていく。今月末のサミットが見もの!
 
・・・・・・
6297,映画鑑賞 〜『万引き家族』
2018年06月10日(日)
    * 『万引き家族』
 カンヌ受賞作に魅かれた見てきたが。成るほど、それだけの内容。
「疑似家族物語」とも言えるが… 駄菓子屋の親父が少年に、「妹まで万引きを
させるなよ!」と諭すが、そこでハッとする。そして、わざと、万引きをして
捕まる。訳ありの幼女を住まわせて全国的誘拐事件になり、それが発覚。
 静かで穏やかな日々の中に、恐ろしいほどの緊張感が漂う。
《 〜あらすじ〜 高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れ
そうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり
込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。
足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族
だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に

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06月10日(土)
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