ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[384791hit]
■7638,閑話小題 〜潜る能力 −2
人恋し とは違う人恋し (宮城県 75歳 女性)
老妻がホームで宣言主婦卒業 (千葉県 72歳)
化粧する昔話も 化粧する (三重県 70歳 男性)
三回忌頃から光る未亡人 (大阪府 70歳 女性)
次の世も一緒と言えば妻はNO (山口県 67歳 男性)
主治医には内緒 鍼灸まむし酒 (東京都 63歳 男性)
逝く日まで恋をする気の紅を買う (大阪府 61歳 女性)
なってみりゃあの年寄は偉っかた (神奈川県 61歳 男性)
合コンだ入歯みがいて 紅をさし (北海道 60歳 女性)
昔酒、今は病院はしごする (神奈川県 59歳 女性)
夫より三歩前行く老後かな (和歌山県 59歳 女性)
売るほどの病を持って長生きし (新潟県 58歳 女性)
昼寝して「夜眠れぬ」と医者に言い (大阪府 57歳 男性)
苦虫を永年噛んで歯も抜けた (大阪府 53歳 男性)
赤い糸夫居ぬ間にそっと切る (香川県 52歳 女性)
見くびるな賞味期限は切れとらん (福岡県 48歳 男性)
長生きは幸か不幸か実験中 (宮崎県 41歳 女性)
人生も野球も最後はホームです (茨城県 32歳 女性)
70歳で年少組とはまいったな (沖縄県 27歳 女性)
―
▼ これを読んでみた実感! <ご長寿に、なりたくもあり、なりたくもなし>
でも、なってしまったから、これだけは笑い飛ばすしか手立てはない。
――
2012/08/03
ある老女の遺書ー 3
10年前に取り上げた、随想集『心に残るとっておきの話』第五集、
に載っていた内容。10年か20年もしないうちに、生きていれば次のステージ
で待っている。人は、それぞれ来し方の人生という行蔵がある。その行蔵に他人は
入ってみることは出来ない。しかし本人には蔵があり、それぞれの棚には多くの
経験というお宝がある。外見はボンヤリしていても、一歩藏に入れば宝の山。
だから元気なうちに、ここで書き残すべきことを書いている。ところで遺書を
書いた老女は80歳後半辺り。看護婦の叱責に怒りと哀しみが蓄積されている。
老人同士の愚痴は、その解消のためにある。しかし老人ホームでは、それも
限られる。老化は、それだけでウツになる要素が十分にある。だから元気な
うち、動けるうちに、やるべきことは、全てしておくことだ。老いるという
ことは、過去のしてしまった失敗と、しなかった後悔にうち震えることだ。
● 2002年08月02日(金) 475, ある老女の遺書
この文は「心に残るとっておきの話」
第五集に載っていた話で、そのまま写し書きしてみる。
≪ ー老人ホームで孤独に死んでいったある老女のロッカーの中から見つ
かった詩、書き置きです。「何がわかっているのです!看護婦さん、あなた
は何わかっているの? さほど賢くもない年老いた気難しい女、ぼんやりと
した目付きをして行動力も緩慢で、食ものをボロボロこぼしても返事をしない。
(努力して、やってみて欲しいの!)とあなたが大声でいっても、そんな事
少しも気にかけない様子で、靴下や靴はいつもなくしたまま、何も逆らわず、
何をしようというわけでなく、長い一日を入浴と食事で埋めている。そんな
ふうにあなたには思え、そんなふうにあなたは私のことを考えているの?
もしそうなら、看護婦さん、目を開いて、私を見つめてごらん。あなたのいう
ままに、あなたにしたがって食事をし、私がじっと静かにここに座っている
間に、私のことを話しましょう。
私が十歳の子供の時、父と母が一緒に暮らし、兄弟姉妹は互いに愛し合い、
十六の若い少女のときはウキウキし、もうすぐ愛する人に巡り会えることを夢み、
やがて二十歳になろうとする時、花嫁になり心は踊り、永遠に守ると約束した
誓いの言葉。
25歳で子供が生まれ、子供のために安全で幸福な家庭をきずき、
30歳の女性になり、子供の成長も早く、永遠に続く絆で互いに結ばれ、
40歳の時若い息子たちは成長し、巣立つ日も近く、
50歳の時、再び私のヒザの上で幼子が遊びたわむれ、もう一度私を愛する
[5]続きを読む
01月24日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る