ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7340,閑話小題 〜この一年で世の中、様変わり
つかった戦争行為の可能性ありと、中国高官が宣ってしまった。
 さて、その帰結は!

・・・・・・
6578,読書日記 〜『サピエンス全史 ―文明の構造』
2019年03月20日(水)
         『サピエンス全史 〜文明の構造と人類の幸福 』
                    ユヴァル・ノア・ハラリ著
   * 繁栄を築いたのは‘妄想力’のおかげ」
この本をタネ本にしたNHKのドキュメント < BS1スペシャル 
 ▽“衝撃の書”が語る人類の未来〜サピエンス全史/ ホモ・デウス.
 2019 年1月1日(火)>の再放送で、この本の存在を知った。
そこで検索すると、Amazonのレビューに、以下の概要の 切口が新鮮で
吸引力ある内容。‘妄想力’を敢えて‘想像力’と表現しないところがよい。
サバンナの負け犬。最狂の動物。 所詮は、そんなもの。
 Amazonの商品紹介のレビューがこのドキュメントの解説に丁度よい。

≪ この本の最大の魅力は、スコープ(範囲)が「歴史」に留まっていない
 こと、そしてそのおかげで「歴史」の理解がより深まるところにある。
七万年前からわれわれが生物学と歴史の両方の線路を走る存在になったこと。
そして、生物としての順応力を超えたスピードで飛躍してしまったために、
‘不安を抱えた非常に危険な種’になっていること。 超ホモ・サピエンスは
科学技術だけでは語りきれず、否応なしに哲学、社会学を巻き込んでいく。
小賢しく言ってしまえば、リベラルアーツを学ぶことの重要さへの示唆が、
この本には詰まっている。
 「サバンナの負け犬だったわれわれサピエンスが、今の繁栄を築いたのは
‘妄想力’のおかげ」という主題には説得力があって、この魔法の杖一本で
ネアンデルタール人駆逐から資本主義隆盛までの大イベントを語りつくす。
「農業は史上最大の詐欺」という奇を衒(てら)ったような主張も、種の繁栄か
個の幸福かという重たいテーマを考える糸口」となっている。
 このヘブライ大学での歴史の講義が下敷きになっている。本文中に
「歴史を研究するのは、未来を知るためではなく、(中略)私たちの前には、
想像しているよりもずっと多くの可能性があることを理解するため」という
くだりがあるが、この本を一味違った出来栄えにしているのは、社会に出ていく
若者たちに歴史への興味を持って欲しい、という一途な熱意かもしれない。
イスラエルでは歴史本は売れないと出版社に断られ続け、五社目でようやく
出版に漕ぎつけたところ大ベストセラーとなり、今や四十八ケ国語に翻訳。
人類の誕生に始まり、コンピューターの進化、そして超ホモ・サピエンス… 
キューブリック=クラークの「2001年宇宙の旅」とよく似た筋立てだ。
七万年前にご先祖様が妄想力を獲得したのはモノリスの力かもしれない、と
思わず妄想した。≫
≪ 地球上の最も多くの生物を絶滅に追いやってきた最凶の動物として
ホモ・サピエンスを描き、さらに彼らがネアンデルタール人など体力・知力に
勝る旧人類を凌駕して発展してきた要因を『認知革命』としている。なるほど、
「我々が無意識に形作ってきた‘集合知の発展形’と言えるものが、実は地球上の
生物の頂点に立つ要因だった」のか…と思うと感慨深い。なかなかの長編歴史書≫

▼ この年齢まで生延びて、このICT(情報通信技術)が、現実社会を激変
させているのを目撃できたことだけでも長生きした価値は充分にあった。
「特定の穀物を主食にして歴史を紡いだつもりが、実は穀物の奴婢として
使役されていたのでは?」という問いは、「遺伝子が生物の身体を利用して
生き延びてきた」説を思いださせた。これは様々に適応できる。 ところで、
我々は情報端末を使っているのか? 使わされているのか?。
「人類250万年史と現在をつなぐ、壮大な物語」である。検索に、著者は
ユダヤ人で、同性愛で、菜食主義者で、無神論者とあった。成るほど、醒めた
視線は、この辺りから出ている。まさか、こんな世界を生きられたとは!
もっともっと、この行く末をみたいが、老いという病も程ほどでよい。

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03月20日(土)
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