ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[384107hit]
■7050,閑話小題 〜ワラスの発想4段階説
第三に群れる鳥は嘴を地面に向ける (地回りが仕事で主に虫を主食にする)
第四に群れる鳥ははっきりした色をもつ (盲目の色彩が際立たっている)
第五に群れる鳥は非常に暗く低い声で囀る (人の不幸は蜜の味に犯され…)
―
▼ テリトリーが狭く、同類に縛られ、失敗者を探しだし攻撃をする。
世間に… 特に家族など身近に縛られ、岩場の中で、身動き出来る範囲で
しか生きる術がない鬱憤を、より弱者や、弱体化した者に攻撃をする。
島国根性というやつ。誰も多かれ少なかれ持っているが、常に自覚しないと、
大多数が故に、染まってしまう。 …『哲学の慰め』。
後日にテーマにするが、
【5世紀の終わり頃に 貴族の家庭に生まれ順調な人生を過ごしてきた哲学者・
ポエティウスは満帆の人生であったが、政変に遭い、死刑を待つ囚人に身を
落としてしまう。獄中で、死の恐怖の中で、「哲学の女神」が現れて、慰める】
といった形式をとった『哲学の慰め』という書。…これが死後、中世の時代の
ベストセラーになる。 絞首と殴打による死刑の恐怖に慄いている彼の前に、
突然、女神が現われポエティウスに、何を信じるべきか教える。孤独な鳥の
究極の叫びに聞こえる。 『ガイロク(街録)』の、ミニ・インタビューに
応える旅人のように、誰もが孤独の際で生きている。問題は何を信念とするか。
孤独を、むしろ大事に出来るか否かである。これは自ら孤立しておかないと!
人生の姿勢という問題にもなってくる。とは言え、ホモ・サピエンスが生残り、
クロマニョンが、死滅したのは、家族単位の群れしか構成できなかったため。
より強い群れしか、生き残これなかったため。孤高など、所詮は戯言でもある。
・・・・・・
6320,映画鑑賞 〜『ワンダー』
2018年07月03日(火)
* シネマ観賞
先週金曜のシネマ観賞は『ワンダー』。 評価が高かったのが動機で、
90〜95点を想定していたが、思いの外85点。 …虐めの描写が甘め。
問題が問題だけに仕方がないが、現実のそれは… 酷く残虐。
まさか、自分が軟着陸?としても、マイノリティで終わるとは。創業設計の
段階からシェルター完備を30年以上、実行していた為、そのままの自宅の生活に
対し、面白い可笑しなストーリーが独り歩きしているようだが、それらを逆に
愉しんでいる、そのままを、ここで書いきたが、それが、『世間、世人』への
批判に丁度良い題材に…。 一匹狼のライフスタイルが、それを加味し、日々、
是、口実の日々。
内容(ネット検索)といえば、
【 映画「ワンダー 君は太陽」】
オギーは生まれつき顔のほおやあごの骨の発達に異常がある「トリーチャー
コリンズ症候群」で、27回もの手術を受けてきた。顔にコンプレックスを抱え、
外出時には宇宙飛行士のヘルメットをかぶっていた。自宅で学習を続けていたが、
小学校5年から学校に通うことに。 オギーは学校で好奇の目にさらされ、
いやがらせを受ける。家族の励ましでなんとか学校に通い、子どもたちもオギー
の人柄にひかれていく… 】
―
▼ 人は何らかの傷を抱え、それぞれが我身を守るため精一杯生きている。
平然としているが、傷を狙われる。それも我が身から出た錆、致し方ないが。
最後に残るのは実存だけである。実存主義といえば「サルトル」の名が浮かぶが、
実は「キルケゴール」である。次回のテーマにするが、現在の私に必要な哲理。
「強みを帆を上げ」というが、弱みが先に立つしかない場合がある。
「人生ゲームにおいて、この弱みを活かすカードで、自らの知的、心理的活動こそ、
最大の価値を生み出すことになる」と。まあ、身をもって知った実感故に、この
映画の言わんとすることに共感できる。世間、世人とは、何も考えられない人、
流れに漂う人のこと。逆に言えば、自らの弱みを曝け出せない人。自分自身の
ことになる。
逆のケースもある。 過って見たことのない加賀美人とクロスしたことがある。
辛そうな顔をして、『相談に乗って?』と。実はこれが怖い、が美しさにつられ、
[5]続きを読む
07月03日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る