ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7014, 閑話小題 〜都会の否定の視野
のケースが多い。前に立つのは十両以上の関取、後ろの立つのは、その世話役の
付け人。昔は「フンドシ担ぎ」と言われていた。ほぼ無給か、小遣い銭の収入か、
高給取りかの境目となる。現実に、前後の立場が逆転した姿を何度も見てきた。
 この数場所、幕下10枚目以上に、有望若手7〜8人が集まっている。 5〜6年に
一度位ある現象。 彼らが元三役力士を投げ飛ばす姿は、残酷そのもの。
サラリーマン社会によくある現象。 大鵬の孫、大関・琴の若の息子。朝青龍の
甥など元三役力士の子弟や親戚筋がズラリと控えている。最近目立つのが、兄弟
力士と、双子の力士。双子の関取は初めてとか。「貴の富士」と「貴源治」。
貴乃花の愛弟子だったが、その後も順調に力をつけている。当初は有望だが、
問題は怪我と糖尿などの病気。原風景が、「緑の原野」が突然、何の先の見えない
「荒野」に変わってしまう。華やかなればこそ、それは寂しく風は冷たい。
 …
 白鵬などのモンゴル勢の談合?システムが綻びはじめたためか? この数年、
ダークホースの優勝が目だつ。朝の山の優勝も、その一つ。下位に下がって
対戦相手に恵まれた結果。勝負の世界は、勝てば官軍、負ければ賊軍。恐ろしい
世界である。引退でもすれば、過去の人と、鼻先であしらわれる存在に。
白鵬も、時どき、横綱特権?を、利用して時どき休場しながら翌場所を優勝する
戦略。 策士としての延命も、これはこれで… 退職金換わりになる。

・・・・・・
6284,閑話小題 〜結婚について
2018年05月28日(月)
            『困難な結婚』内田樹(著) 2016/7/4   
   * ああ結婚 ―心の安全保障ですか
 「心の安全保障」というより、番犬ですか、それも宅上というより、庭先の!

 家庭内離婚も含め9割が破綻すると言われる夫婦問題。オランダ、ポルトガル、
ハンガリーでは7割近くが離婚。アメリカでは55%が離婚するといわれる。
日本は35%。いずれアメリカの数値に追いつくと…
 身近の姉と兄たちの結婚と、その後の実態を垣間見るにつけ、私も含めて、
人生の最終版に入りつつある現在、複雑な感情に包まれるのは私だけではない。
 ここで、<「もっと良い人はいません」>の突き放した言葉が何ともいえなく
心に響いてくる。そう思えば、そう思えるし、断じて間違っていたと思えば、
そうでもある。 
  
  ―内容紹介―より どの言葉も、身にしみこんでくる。
《 ・結婚とは安全保障である。
 ・「もっと良い人」はいません
・今より幸せになるために結婚してはいけません
・結婚生活を愛情と理解の上に築いてはならない
・「よくわからない人」だから素晴らしい
[本文より]
結婚しておいてよかったとしみじみ思うのは「病めるとき」と「貧しきとき」。
結婚というのは、そういう人生の危機を生き延びるための安全保障なんです。
結婚は「病気ベース・貧乏ベース」で考えるものです。
――
  ー目次―
・「はじめに」
・こうすれば結婚できる(あるいは、あなたが結婚できない理由)
・結婚するのはなんのためか?
・結婚式はしたほうがいい
・結婚と戸籍と姓
・結婚とは不自由なものである
・家事という「苦役」について
・夫婦間コミュニケーションを巡る諸問題について
・他人とうまく暮らすには
・結婚してからのお金問題
・コップのふちから水をこぼさない努力──結婚を続けるには?
「あとがき」
――
  =ビュアーの感想=
内田氏は、「結婚は私事だが、<公的であるという擬制>を必要とする」という
一般的真理で押し切っているが、重要なことは、その<公的であるという擬制>
の中味がどう変わったか、にあるのではないだろうか
著者は以下のように述べています。
「これは昔の見合いのときと逆ですね。
昔は『迷っているなら、嫌いっていうわけじゃないのよね? じゃあ、式場とか
いろいろ手配があるから決めるわよ。いいわね』と『晩春』における杉村春子的
なおばさんがどんどん決めてしまったんですけれど(小津安二郎の映画を観て

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05月28日(木)
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