ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6595,閑話小題 〜つれづれに哲学 〜考えましょうよ
気がした。かくれている黒人は、ときどき、このケンタッキーの家のことを思い
出すこともあるだろう。夏に咲く花のことや、喘息病みの女主人のこと。
そして、一度逃げはじめたものにとっては「逃げる」ことが生きることになり、
どんな充たされた場所や条件を与えられたとしても、定住すること自体が桎梏
であるということに気づき、「永久逃亡」のほかに、生きるすべがないという
ことを悟るのである。≫


▼ 昔みた重い夢の話をしよう。私が、強姦をして山の中に埋めた殺人者本人に
 なって逃亡している夢である。前もっていうが、〈男の多くが、この類の夢を
みている〉ことを、あるフロイト系の本で知ったが、当時は全く知らなかった。
その夢が連続したドラマになって、毎晩のように続いていたことがあった。
そう、アメリカのTv連続ドラマ『逃亡者』があった。それもあって、この内容に
異様に反応したのだろう。私は引き際は心得ている。これが私の特徴でもある。
 7年前も! その30年数年前も然り。昔みた夢の殺人犯が、自分自身の心底に
ある原罪である。 良くいえば、自己配転、予定挫折。悪くいえば、「逃走」
になる決断。それに対峙する私に、「逃げろ、生きろ!」と、絶叫する誰か! 
「永久逃亡」しか、生きるすべがないのが人間。若い時、勤務先の老いた夜勤の
(太平洋戦争の生残りのパイロットだったという)オジサンに言われた一言。
 「黒い影が見受けられるが、何に追われているの?」。 今から思うと、
「自分の理想の影」。青雲の影である。今でも、逃げ回っているのだろう。
無知蒙昧のバカの影である。面白いのが、他者の陰影の重なり。殺人逃亡犯が、
逮捕をされ、監獄で大イビキを書き、寝入っている日々? 
 ここで、「捨てる」ー『書を捨てよ、町へ出よう』に対する某・書評が良い!
【 一つの時代に、詩人がいた。その詩人は、ライスカレーの幸福に安逸する
サラリーマンに嘆息し、生活を極貧の底に落とす程に全てを捧げてでも
マセラティ(イタ車)を買えと、平均を逸した極点を持てと言った。詩作も、
競馬も、自殺も、その手段だ。時代を捉える言葉がある。社会評論家が語る
無味乾燥な「分析」ではなく、例えば文学の中にポロッと出て来る、その時代に
おける「いま、ここ」を捉える言葉。それはもちろん、僕たちの「いま、ここ」
ではない。しかしご存知の通り、そのかつての「いま、ここ」は、時に千年の時
をも耐えて語り継がれることもある。】

・・・・・・
4403, 隠居大学ーよく遊びよく遊べ −3
2013年04月06日(土)
        『 隠居大学ーよく遊びよく遊べ 』天野祐吉、お相手
* 第二時限 「ゆっくり急げ」 外山滋比古講師
   ー人生二毛作の進めー
 二期作と二毛作の違い、「二毛作は、ひとつの耕地で、一年で種類のちがう
作物を二度栽培すること。二期作は同じ作物を二度栽培をすること。
人生においては、二毛作をすべし!」と、「ゆっくり急げ」が御隠居の要。
 そのために、これまた長年かけた準備が必要になる。土壌は今さら変える
ことは無理。ならば移住するか、その土壌に合った新しい作物を長年かけて
用意しておかなければならない。  ーその辺りを抜粋するー
≪ 外山:わたしもそうですが、長いこと組織の従業員をやってきた
 サラリーマンの場合はですね、それまでの価値観を、いっぺんひっくり
返さないといけません。前半の人生ではだれかに仕えていた人も、後半の人生
は自分が自分の大将になり、自力で道を歩むための新しい志をかかげなければ。
そういう意味で、この隠居大学というのは、たいへん面白い試みですね。
天野:あまり実践的でない大学ですが、気楽におしゃべりで、いろいろな
隠居の楽しみ方を紹介する遊び場になればいいと思っているんですよ。
ところで、外山さんの『「人生二毛作」のすすめ』、すごく面白く読ませて
もらいました。二毛作っていうのは、ひとつの耕地で、種類のちがう作物を
二度栽培することですよね。たとえば、春から夏にかけて稲をつくったら、

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04月06日(土)
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