ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6557,読書日記 〜バーチャル資本主義の行方
「物質」と解釈したことから始まった」という言葉が、印象に残った。
その契約額の大小で、物事を判断するするため、欲望が肥大化する。
リタイアをして、一種、煉獄の住人の立場から、社会を、娑婆を、世界を
見つめ直すと、今さら大金を欲しいとも思わないし、成るほど、手持ちの資金は
預金通帳額としての契約事項の額でしかない。お金は「自由の塊り」と思うのは、
それがモノと信じるから。契約の大小で、価値を決めつけるのは、これ如何に?
とはいえ、手元の資金がゼロでは食事もありつけない。
まとまった資金といえば、今では3億円。 その現実を前に、解ったようなことは
口に出せない。といって、「それが如何した?」に、確固たる答えは出来ない。
『いやいや、その額だけ、欲望が満たせる!』
『で、満たして如何なる!』
『そこには、愛と、満足感と、逸楽感と、逆に虚無感が少し残る。』
『そんなの、3日もすれば、彼方に消え去ってしまうし、酒、薬物で、直ぐに、
その感覚を得ることが可能』
『現に味わってみないで何をオッシャル、ウサギさん』と、延々とつづく。
この正しい答えなど、あろう筈はないが… グローバル化は、冷酷に、私たち
を、手持ち資金の大小で、価値選択をされる。 先日、見た映画で、
「上の世界」と「下の世界」があって、下の世界の人は、上に行こうと必死に
なるという現代社会そのままを、風刺したものだが… なかなか、シリアス。
大相撲の幕下上位と、十両の幕尻力士の千秋楽前の取組。負けると関取の後で、
御世話係で、召使い扱い。そのシリアスの取り組みが、何とも哀愁が漂っている。
これが資本主義社会では、3・30,67%で、区分される。それが端的に現われる
のが、小・中・高校の同期会。それが何ともコミック的シリアスで面白い!
これに死際も加わり何とも? 死にかけた人ほど、それはそれは! で…
定番の物語がリアルに、「まさかの筋書き」で展開していく。その前にチャクラ
の揺らぎが、漂い、彷徨いを誘発する。他者に対する攻撃は、自己のデドックス
でしかないため、毒は自分に、そのまま猛毒として帰ってくるのが見てとれる。
・・・・・・
5095,悪夢の21世紀 ー3
2015年02月25日(水)
* 「ニヒリズムに落ち込む世界」 〜B 佐伯啓思著
(7・A)
≪ 端的に言えば、近代文明はヨーロッパという独自の「文化」の中で
成育し発展してきた。それが完成すると、普遍的な<文明> として世界化。
しかし、この文明化は、その< 文明> を生み出す「文化」のエネルギーを
枯渇させる。たとえば、ヨーロッパがキリスト教の神学的教養との闘争を経て
生み出した近代科学は20世紀に入ると実証科学としていかにも形式化された。
主権国家や国民国家も、ローマ教会とのプロセスで世俗的権力の自立を目指す
ヨーロッパの歴史から出てきたが、20Cに入ると、アジア、アラブ、アフリカ
など、あらゆる地域が国民国家へと編成された。中東など、地図を広げれば
分かるが、砂漠の真中に見事に一本の直線で、人工的に国民国家が作り出された
ことが分かる。民主主義も、王権との闘争の中から、古代ギリシャやローマを
参照しながら作り出された。だから、ヨーロッパでは民主主義への警戒感も
強かったが、20Cに入ると民主主義こそは理想的で普遍的な政治体制となった。
アメリカのウイルソン大統領は、第一次大戦への参戦にあたり、アメリカは
「世界の民主主義を守る」と言った。ヨーロッパが生み出した近代は普遍化され、
世界化され、普遍文明とみなされ、これを代表するのはアメリカであった。
2 0Cになるとアメリカは急に移民国家の様相を呈した。ロシア革命を逃れて
ロシアや東欧から流れ込み、ナチズムを逃れてユダヤ人が流れ込み、職を求めて
アジア人が流れ込んだ。→ アメリカは多様な民族や人種からなる「世界の縮図」
となり、アメリカこそは、「世界的な普遍文明」を代表することになった。
アメリカこそが、「民主主義」を代表するだけでなく、それを「世界化する使命」
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02月26日(火)
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