ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4280, 閑話小題 ー随想日記のテーマの見つけ方
「ビジネス書 大バカ事典」勢古浩爾・著の中で、数多のいい加減なビジネス書をなで斬りをしている反面、
こういう画家には優しい眼差しを向ける。さっそく、ネットで絵をみたが息を飲むほど素晴らしい。
一種の自閉症?なのだろうが、画家の魂が対象の画中の女性や花から迸り出ている。何か自分の世界の中で作り上げた
女性像が彼の魂から溢れ出て迫ってくる。何が成功か、そんなものと、勢古がいうのも理解できる。
  ーまず、勢古の文章からー
【 石井一男という画家である。TBSの「情熱大陸」という番組で知った。人付き合いが苦手で、四九歳までアルバイトだけで
 生計を立ててきた。それも、人とあまり関わらなくてもいい仕事ばかりを選んだ。神戸在住で長屋の二階にひとりで住んでいる。
母親が購入したものだから部屋代は必要ないが、生活費は月七、八万円。酒も煙草もパチンコも一切やらない。喫茶店にも
滅多にいかない。 夕食は近所の惣菜屋で100円に値下がりした惣菜二種類と100円のパック入りごはんを買って済ます。
しかしそれらをきちんと器に移して盛る。可愛いことにみかん一個のデギトもつける。それをひとりで正座して食べる。
絵を描いてきた。だれにも師事せず、どの団体にも属さず、途中休止した年月もあるが、たったひとりで描いてきた。
ときおり行く画廊の主人が書いた文章を読んだことがきっかけだっ。この人なら自分の絵を見てもらえるかもしれないと思い、
手紙を書いた。この気持ちはじつによくわかる。ちょっとだけ大きい世界に開くこと。そして、ひとりの承認者がいてくれたら、
と願うこと。主人は石井の絵を見て「こんな人がいたのか」と驚き、個展を開いた。石井一男の絵は49歳ではじめて陽の目を見た。
人々の目を惹きつけたのは、ルオーの画風に似た純粋な「女神」シリーズである。目を瞑った慈母か天使のような顔が描かれている。
その絵を見た人のなかには、涙を流す人がいた。わたしが好きなのは、後藤正治『奇蹟の画家』の冒頭に載せられた黒一色の「女神」
(二〇〇八年)である。表情がいい。石井その人もまた、絵に似て、いい。長身で痩身。照れ屋で寡黙である。無愛想ではない。
温厚である。恥ずかしそうな笑顔である。1943年、神戸生まれ。父親はフィリピンのルソン島で戦死。祖母と母の三人で
暮らしてきた。その祖母も亡くなり、現在、母は九〇代になり老人保健施設で暮らしている。この個展で100万円の収入があった。
しかし石井はそれを貰うことを拒み、ある団体に寄附しようとしたのである。 画廊の主人はそれを思いとどまらせた。
絵を見てもらえるだけで満足だったのかもしれない。それ以上の反応は、おそらく過分なものだったのだろう。
その後、個展は大阪や東京でも開催されるようになり、作品もほとんど完売するという。 固定ファンもついた。
小さくて静かなブームになっているといっていい。だが、石井一男の生活は以前とまったく変わらない。マンションなどに
移るつもりはまったくないという。長屋の二畳と六畳一間の部屋。母親を見舞う。生活費は相変わらず月7.8万。・・・】
 ー
 勢古の本を読むのは数年ぶりだが、なかなか味わいが出てきた。 ところで朝のNHKのドラマ、今年になってから、
「ゲゲゲの女房」以来である。時間帯を7時半からBSで放送したこともある。現在は、「てっぱん」である。
下宿屋の人間模様を藤純子を主役?としている内容だが、そこに自閉症の初老の画家がいる。石井一男がモデルなのだろうかと
思ったが・・・・  ネットでみた石井一男の絵に、一瞬で虜になってしまった。パソコンにファイルしたが・・・ 
 ・・・・・・・・
3165,金本位制が復活? −2
 2009年12月04日(金)
* ーそれでは、「アメリカ金本位制復活論」の高橋靖夫が文藝春秋に記載した一部を抜粋するー
 1971年8月15日、ニクソン大統領は突然、金とドルの交換を停止した。世界を仰天させたこの「ニクソン・ショック」によって、
金は「通貨としての役割」を否定され、たんなる「商品としての地位」に追いやられた。 当時の通説は、「モノづくり」で

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12月04日(火)
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