ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4244, しまった!  ー3
店から引退し、姉さんと、奥さんが店に出ていた。 その店の前を二月ほど前に早朝のポタリングの帰りに通ったら、店の看板が
無くなっていた。そこで、姉さんらしき女性が、店の前で掃き掃除をしていた。 そこで、長岡の夜の博士と自認している?人に、
聞いてみたところ、「この春に閉店したが、その閉店の日に行ってきた。姉さんも高齢と不景気で止め時と言っていた」という。
それにしても、幼稚園時代の記憶の原点の一つの店が閉店とは、時代の変わり目である。
  * 11月7日になると
 毎年、11月7日になると思い出すことがある。私が27歳で初めて貸しビルを完成、その一角で養老の滝のFCの居酒屋を
オープンした日である。 まだ生々しく憶えているが、開店直後からパニック状態でオロオロし、身体は硬直し、冷や汗が出て、
茫然自失とは、あの状態である。一週間は使いものにならない廃人状態。 後で分かったことだが、20年、30年の経歴を
持っていた人でも、殆ど同じ状態になるという。 それを聞いて安心したが、あの切なさは言語を絶している。
それでも両親の創業時の姿からみれば、全く甘いもの。実際に自分が現場で七転八倒をして、両親の苦しみの一端を知ることになる。
酒飲みの酔った時の異常な振る舞い。カウンターの内と外側の一歩の大きな差。 立場が変わった時の風景の違いを、そこで思い知った。
 数ヶ月は、朝7時から夜11時までの世界。千葉の郊外のニュータウンの真ん中で、ズブの素人が、顔色を変え醜態を曝していた。
その二年後に、隣の一角でベーカリーの立ち上げを始めたのだから、振り返って我ながら驚いているより、呆れている。
しかし商売の原点を、肌で学んでいた日々になる。 思い返せば、ジャスコも、その次に勤めた会社も、創業のプロセスにあった。
そこは究極の異常世界。 仕事の現場は、どの世界でも厳しさは同じ。創業は、捨て身で全てのエネルギーを叩き込まなければ、
一つの生命としての事業は生まれない。 振り返ってみると、「人生は、良いことが51に、悪いことが49」ということか。
その辺の輩が一現象だけをみて、分かったようなことを言うが、一つの現象の背景には、多くの血と汗が隠されている。馬鹿さもだが。
 ・・・・・・・
3514, ペットロス ー2
2010年11月08日(月)
 インコの死で、何か家の中がシーンとしてしまった。 僅か一年だったが、存在感のあったインコだった。
呼びかけた言葉を憶えてしまい、居間のガラス戸越しに、その言葉で必死に呼びかけてきたからである。今までにない経験である。
ここで、ペットロス症候群というウツ病を知った。ペットの死で幼い子供の死と同じぐらいのショックを受け、立ち直れなくなる欝症。 
先日、私のブログでペットの死を知った友人が「飼い犬の死に際の逸話」を聞かせてくれた。
「15年間飼っていた犬が、あと一日で死ぬときに、県外にいる三人の子供全員が別れのため帰省してきた。
ところが友人は私と酒を飲んでいて午前様になってしまった。ところが、犬は帰ってくるのを待っていたかのように本人が
頬ずりをした直後に息を引き取った」という。 うちのインコが長男が知らせを聞いて駆けつけてきて撫ぜてもらった直後に、
死んだのも偶然だけではないと思っていたので、丁度よい内容であった。 動物も、人間と同じようなことがあるのかどうか。
休日だったこともあり死に際に立ち会えたが、ペットが一日かけて死んでいく姿も人間のようであった。何度も危篤になるが、
頭を摩りながら呼びかけるとハッと我に返る。そして時々、餌場から下に堕ちてしまい、力を振り絞って金網を登ってくるが、 
その都度、衰弱してくる。しかし目は虚ろになり、たっているのも難儀になり、蹲ってしまう。呼吸が苦しくなりヒューヒューという
息遣いが聞こえてくる。そして、時々大きな深呼吸をする。意識が遠くなるが、その都度、何かを待っているように戻ってくる。
最後は、長男が喉を摩っている中、ドッサと下に落ち、息絶えてしまった。長男も、家内も、涙を流していたようだ。

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11月08日(木)
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