ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[395036hit]

■3485, エッセイ脳 ー2
そこでどう行動すればよいか、さっぱりわからなくなり、耐え難く不安になった。そして滅びてもおかしくなかったが、
人間は、本能の代替え品として自我を発明し、自我を心の支えとして宗教を発明し、辛うして生き延びた。
自我とはここにいる自分という存在はどういう存在であるかの規定であり、宗教とは、自我の周りの世界はどういう
世界であるかを説明し、世界において自分はどうすればいいかを指示する規範である。 神も宗教も幻想であって、
現実的根拠はないのであるが、しかし、それなくしては人間が生きてゆけない必要不可欠の幻想である人間は他者たちと集団を
形成して生きるしかないが、人間が最初に形成した集団は、地縁共同体それをいくらか拡大した規模の共同体であったと思われる。
この共同体が共同体として成立するためには、その起源、由緒、来歴などについての物語が必要である。旧約聖書はそれ・・(略)
 ・・・そのような宗教の形態がどういうものであったかはよくわからないが、とにかく、神々はたくさんいたであろうから、
多神教と言っていいであろう。何らかの形の宗教をもっていない部族あるいは民族はなく、世界の各地の諸民族はそれぞれ独自に
それぞれの宗教を創ったであろうが、そのすべては多神教だったろう。 したがって、多神教が宗教の本来の自然な形であると
言える。 多神教の神々は、一般に、部族あるいは民族と血が繋がっている先祖、あるいはいろいろな経緯でさまざまな
形をとることになった先祖である。そうでなければ、神々が住む周りの世界は親しい、なじみのあるものとならないからである。
ところが、昔々のその昔、地球上のある地方、中東地方に例外的に唯一絶対神を設定する奇妙な宗教、一神教が出現した。
一神教は、古代エジプト帝国において戦争捕虜としてか何かで、それぞれ出自の部族あるいは民族から切り離されて連れてこられ、
差別され、虐待されていた奴隷たちが逃亡して創った宗教であると考えられるが、そのような成立の事情から、この唯一絶対神は、
信者たちと血が繋がっていない赤の他入で、狭量で厳格で嫉妬深く恨みがましい復讐と戦争の全知全能紳であった。
   (以下、字数の関係でカット2010年10月11日)
・・・・・・・・・
2745.サブプライム問題と「ファウスト」 −2
2008年10月10日(金)
 *メフィストフェレスのモデルはジョン・ロウ
ゲーテが第二幕のこの場面で、「紙幣」の創造を語ったのは、単なる思い付きではなかった。
それは、「ファウスト」という作品そのものの制作動機と深くかかわっている。つまり、「紙幣」の創造に象徴される「錬金術」
こそが、この不滅の名作のテーマなのである。南ドイツのフライブルクに近いシユタウフェンという町に、こんにちでも獅子亭
という宿屋が残っている。その外壁には「一五三九年、黒魔術師ファウスト博士、獅子亭に死す」という碑文が刻まれており、
ゲーテの戯曲の主人公、「ファウスト」は、この実在の黒魔術師がモデルだといわれている。「黒魔術」とはほかでもない、
「錬金術」の別名である。「火」、「土」、「水」、「空気」の四つの要素に、「哲学者の石」という「フィフス・エレメント
(第五の要素が加われば、「鉛」のような価値の低い金属を、「金」に変える魔法のカが生み出されるという「錬金術」の思想が
誕生した古代エジプトでは、「ケム」と呼ばれる黒い土が簸金術に用いられていた。ゲーテはジョン・ロウをモデルにしていた。
ーまずは、ジョン・ロウたる人物を分かりやすく欠いてあるブログから抜粋してみるー
1715年に太陽王という異名をとったフランスのルイ14世が亡くなっています。この当時のフランスは、度重なる
戦争の影響で深刻な財政破綻に瀕していたのです。新しい王となったのはルイ15世ですが、わずか5歳の幼少であったため、
オルレアン公フィリップが摂政を行うことになったのです。 フィリップは遊び人で、たびたびパリのカジノに出没していたが、
そこでジョン・ローなるスコットランド人と知り合い意気投合。
 このジョン・ローなる人物は大変の頭の良い男であり、とくに経済理論に通じていたのです。後に英国の新古典派の

[5]続きを読む

10月10日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る