ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3440, 再び、死について考えてみる ー4
とってより現実的な脅威として認識され、急速に拡大する。噂が爆発的に広まった時期、新聞報道などでアンチキャンペーンが
行なわれたが、騒動を終息はしなかった。新聞で取り上げられたことで、人々の関心は更にこの噂に向けられた。
試着室から派生した、様々な噂もまた、新たにささやかれるようになった。
警察や報道は疑惑の店舗の店主たちとつながっている、などの陰謀論や、ネオナチなど、反ユダヤ主義者が
ユダヤ人迫害のためにデマを流している、などの対抗神話が数多く生まれた。これが最終的に火消しになった。
 日本でも、これに似たデマが幾つか流れたことがあった。 「関西の暴力団グループが車で接触事故を起こして
ゆする手口で県内を稼ぎまわっている」とか、「志村けんが亡くなった」とか、以前のことになるが、
長岡で、和服の女性が地元の数人の社長から美人局で金を脅し取ったとかで具体的の名前が出たことがあった。
背後には暴力団がいて云々。一年間以上も続いたが、噂をしている連中のバカ面が今でも目に浮かぶ。
 日本には一神教の神はいないが、世間様という「うわさ」による恐ろしい陰湿な虐め=罰則がある。
したがってアウトサイダーに徹することも一つの生き方の選択肢になる。 馬耳東風、そういう内内のことは
我関せずにするしかない。 「世間様に笑われないように」という大きな足かせ、その鎖を外さないと!
・・・・・・・・
2700, 「レンタルの思想」−6
2008年08月26日(火)
                        ー 読書日記
 進化生物学者の長谷川真理子との対談が面白い。
ネアンデルタール人と、現生人類が重なってた時期があるが、何故に 現生人類が生き残ったのか?
脳の大きさよりコネクションが違っていて、そのことが多くの道具を使うことを促して生き延びたこと、
言語能力が格段と上だったこと、更に病気に対する抵抗力の差があったという。
そして「おばあさん」の誕生が現生人類の特徴という。 それまでの色いろな人類のメスは排卵が終わると
直ぐに死んだ。 しかし現生人類の女性はその後も生き延び、お産のノウハウを娘に伝授したので人口が増えたという。
人骨から「おばあさん」の骨が多く発見されたことから分かったという。 面白い節である。
 〜〜
ーおばあさんの誕生ー 長谷川真理子×松井孝典
  *おばあさんの不思議
長谷川: いまある限りの現生人類の骨から年齢を測ると、おばあさんの骨が含まれているから、
 長生きしたのだと思います。
松井: それは現生人類が繁栄するという意味で、非常に本質的な点ですね。
 なぜそうなのかについて何かアイデアはあるのですか。
長谷川: 「グランドマザー仮説」というのがありまして、祖母の知恵が、娘が母親になるときの孫の
 生存率を上げたのではないかと言っています。
松井: それはそう思いますね。出産の経験がまったく蓄積されないで単なる生物として初めて出産を経験するのと、
 出産とはこういうものだということをあらかじめ意識として持っているのとではすごく違いますよね。
長谷川: 全然違いますね。
松井: それで人口が増えることに加えて、寿命も長くなるわけで、環境には二重の負荷がかかる。
長谷川: そうですね。でも流行病とかが時々ありますから、長いこと人間の人口はそんなに増えませんでした。
 だけどまず一万年前に増えて、それから産業革命から増えて・・。でもそれから豊かになると出生率が減るでしょう。
 進化的に生物として考えると、 自らの繁殖率を減らそうとする生き物はいないわけです。
 豊かになるということは条件がよくなるわけで、条件がよくなると普通はもっと産むので、
 だから人間がどうして豊かな暮らしになればなるほど持ちたい子供の数が減るのかなと。
松井: おばあさんが存在するという不思議と、もう一つは豊かさがあるところに達すると産まなくなるという不思議と。
長谷川: 全世界的にそうです。それがどうしてそういう心理状態になるのか。
松井: やはり出産が大変じゃないのかな。本当は産みたくないんじゃないのかな。

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08月26日(木)
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