ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3287, 人みな骨になるならば ー5
・まず「アメリカ政府とFRBが金融セクターに入れてある資金が8兆ドル(800兆)で、
 アメリカの金融システム全体が公的な管理に入っていると述べている。
・アメリカの消費が落ちなかったのは消費者金融のおかげだったが、それが壊滅した現在、
 国民は消費行動を変えざるを得なくなったという。
・金融危機ー>金融収縮ー>資金繰り難、倒産ー>マイナス成長ー>不良債権の増加ー>金融危機の拡大
 というスパイラルに入ってしまう可能性が大としている。
・そろそろ日本は「買うシステム」を整理する時期に来ている。
 円高を志向して強い円は悲観すべきでないという考えにならなければならない。
岩井は、
・1930年代の大恐慌と違うのは、ー各国の政府と中央政銀行が巨額な支援を行っていることと
 ー各国中央銀行同士が国際協調を行っていることである。
 半面に、グローバル化のために、そのスピードが速くて各国が対応の遅れが出る可能性があることである。
 最無担保商品に対する保険の債権=CDSを持っているのが97パーセントが金融機関で、互いにリスクを持ち合っていた。
 それは落語の「花見酒」の世界で、宴たけなわで、いきなり去年の9月にリーマンが倒産。それにより、リスクが
 補償されていたはずの債権が突如にリスクが跳ね上がり、その価値が無くなってしまった。
 それが60兆ドル=6000兆円というから、世界のGDPのほぼ同じになってしまった。
・80年前の大恐慌と違うのは、もう一つ、社会主義の崩壊である。その時は社会主義に夢を託した。
 その結果、国家社会主義とかいう妙な思想が台頭してしまった。ナチ、ファシズム、軍国主義となって
 第二次世界大戦へとつながっていった。今回の危機では社会主義は選択肢にはならないというコンセンサスがある。
 ベルリンの壁と、ソ連邦の解体で、自由の抑圧が我われに何をもたらしたかを、多くの人は共通認識にしてしまった。
 人は自由を知ってしまったわけだから、もう資本主義しかない。いかにボロでも、継をあてて守っていかなければいかない。
 資本主義は、自由の必然的な代償として、本質的な不安定を抱え込んでしまう。
 理想状態などありえずに、常にセカンドべストを目指すしかない。
  ーー
 以上だが、 アメリカは「公共財ー橋や道路」が多く痛んでおり、内部投資をする余地がある。
 しかし日本はもう充分すぎる位に 公共投資に投入、財政破綻の状態で無理。 
 その点では、中国もアメリカも早期の回復の可能性がある。
 これからは地方であり、それは第一次産業に入れると同義ということである。
 特に農業に対して衰退産業というレッテルを外すべきというのは、納得できる。
・・・・・・・・・
2548, 一神教vs多神教 ー2
2008年03月26日(水)
                (p≧w≦q)オッ☆ o(≧▽≦)o ハァァァァァァ♪
この本を読むと、現在起こっているアラブ対欧米の血みどろの争いの原因が透き通って見えるような気がするから不思議。
この本は、一神教の批判本であり、多神教については、あまり語られてはいない。
そもそも、一神教は奴隷の宗教、迫害された人々の宗教である。
だから、その根本は怨念があり、戦闘的であるのは見ていればわかることである。
「なぜ多神教は一神教に負けるのか?」という問いと、その答えが面白い。
 ーまずは、その部分からー
多神教は突きつめると、共同体の血縁幻想に支えられ、母親的、女性的に支えられているから、
それが一神教を打破することはない。戦わないということはないが、自分の範囲以上には自分の神々を
広めようとしないから、限度がある。逆に一神教同士だと、両方が普遍性を主張するから、血みどろの戦争になる。
共産主義も一神教です。 ユダヤ教かキリスト教の改訂版です。
一神教が普遍的現象なら、中近東以外の地域に別の一神教が出来てよいはずですが、発生しませんでした。
ということは、一神教は、自らの普遍性を主張しますが、本当はきわめて地方的な現象で、言ってみれば、

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03月26日(金)
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