ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2861, 不況景色  −9
捉えていないだろうか。デモに参加したり、音楽喫茶で歌って解放感にひたる、そういう孤独からの脱出が、
大きな誘惑になる。孤独のなかの自分をほんとうにいとおしみ愛することができるような、人生を生きてほしい。
P−126
 私たちは極めて重要な問いの前に立たされているのである。人は孤独な存在であることを知るゆえに、
孤独を大切にしなければならない。が、孤独を大切にしながらも、孤立しないで、人と人との力強い連帯を
創造するというようなことが果たして可能かどうかである。・・・・
ドフトエスキーの「地下生活者の手記」に考察されたような、全世界が崩壊しようが、自分がいっぱいの
お茶をすすめられたらいい、というような、そういう個の尊厳が、私たちの実存の深みにひそんでいるのである。
自分は自分であって、絶対に代用品は使えないのだという、個の尊厳を一方において大切にしながら、しかも、
私たちは他者との間に、生き生きとした連帯をつくり出していかなければならないのだとしたら、
それは極めて困難な課題の前に立たされることになるのである。
 ・・・・〜〜孤独に耐えられない自己が、群集の雑踏のなかに自己からの逃避をこころみて、しかもそこにも
生の孤立化が厳しく横たわっているとしたら、そして、そのような群集のざわめきに耐えられない生が、
もう一度孤独の世界に帰っていこうとしたら、それは徹底的な人間嫌いの底に沈んでいくしかあるまい。
それは、やがて生そのものからの逃避として、私たちの生を自滅に追い込んでいくかもしれない。そのような状況では、
私生活の尊重というようなことすら、もはや意味を失ってしまうであろう。
人生の危機に立つということは、そのような状況のことである。
P−137
 イスラエルに旅行したとき、いたるところで、多くの人から「どうして日本の青少年は、そんなに自殺するのですか」
と質問を受けた。もし、あなたが「それは日本が悪いからです」と答えたら、
「社会が悪いから自殺するほど、日本の若者は弱虫か」と不思議におもうだろう。
自殺する多くの人々が、遺書や手記を残しているが、ほとんどの手記には「俺は社会が悪いから死ぬ」とは書いてない。
‘おれはひとりぼっち’‘私はひとりぼっち’と、他者から孤立してしまった寂しさを表白している。
このことを私は「生の弧絶化」というふうに呼びたいと思う。要は誰もが独りぼっちでしか生きてないのである。
 ーーーーーーー
以上だが、この言葉の一言一言が当時の自分にストレートに響いたことを、記憶の底から木霊のように甦ってきている。
孤独の、いや孤立の自分に徹してこそ、本の中の見知らない魂の言葉は伝わらってくるのである。
この時にこそ初めて魂と魂が出会えるのである。 そして出会ったとき、孤独は孤独でなくなるのである。

・・・・・・・・
2007年02月03日(土)
2132, ああ〜勝ち組か〜
               才八∋ウ_〆(∀`●)
「勝ち組」「負け組」という言葉を聞かない日が無いほど語られている。
・男なら、東大か慶応を出て、高級役人か外資に入り、コンピューターを片手に、30歳そこそこで
 1千万近くの年収を得て、白百合か、日本女子大出の金持ちのお嬢様を嫁にもらい、六本木辺りのマンション住まい。
・女の方は、お嬢様大學を出身で、勝ち組の男を紹介してもらうか、合コンでキャッチ、そして結婚。
 できたら専業主婦として幸せを一生保障された人生を歩むのを「勝ち組」とかいうのだろう。
『白馬の騎士』と『お姫様』との物語の通り生きること、これが勝ち組の人生と誰も信じて疑わない。
その化かし合いの結果の破綻が、先日のセレブ?バラバラ殺人事件だった。
それに似たのが何処にでもありそうなカップルだが・・・最近の離婚率は30lを越えようとする勢いらしい。
家庭内の破綻を入れると50lというから、恐ろしい。子供の半分が不幸を背負い込むことになるから問題は深くなる。
なぜ破綻するか?不幸の結婚のカタチは半分以上だから、事例は山ほど周辺に転がっている。
勝ち組とは、何を持って勝ち組というのだろう!少し考えれば解ることだが、金と出世と名声だろう。

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02月03日(火)
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