ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2817, ケインズの「相場は『美人投票』論」」
そして結局、その施設では後の人の案を採用して、青年に対応することになりました。

・彼と対応したのは一人の女性だったのですが、その人が彼にどういう接し方をしていったかと言うと、
とにかく特別扱いをするということをしたのです。その青年は、いまの言葉で言えば非常にキレやすい人なので、
キレたときには、すぐ一対一になってとことん彼の言い分を聞くということがひとつ。
もうひとつ、その青年は人に殴りかかったりすることはないけれども、大声を出したり、
物を投げたり蹴飛ばしたりして人を威嚇することがあるのです。その場合は、とことんやりあう。
つまり、彼が大声を出せば、それに負けないぐらいの大声でどなり返す。
相手が物を蹴飛ばせば、自分も蹴っ飛ばす。要するに、喧嘩の相手をきちっとやる。その二つを徹底するのです。

・そして最後にもうひとつ、これがとてもすごいことなのですけれども、
「あなたのことが好きだ」ということを彼に伝えるのですね。「あなたのことが好きなので、
あなたがどんなことをしても、私はあなたのそばを離れない」というのです。
そういう対応をしながら、その女性は彼の過去を探っていくのです。
そうすると青年が母さんに捨てられたことがわかってくる。生まれてすぐに捨てられ、乳児院に預けられる。
乳児院から養護施設を経て成長していくのですが、記録を見て驚いた。
乳児院と養護施設で代わるがわる彼に関わった10人の職員の中で、誰として彼の長所を挙げた人がいない。
欠点ばかり書かれたデータが残っているだけなのです。あらためて彼女は、彼を特別扱いして一対一で対応することと、
喧嘩をきちっと一緒にやるということ。 そして「あなたのことが大好きで、どんなことがあったって離れない」
ということを伝えるという三つの対応を続けることを心に決めた。さてその結果どうなったかと言うと、
警察に逮捕される回数が激減していくのです。毎月のように何度も捕まっていたのが、
去年は年間を通して四回、今年は10月までに1回といったように、次第に減ってきた。
ーーー
以上だが、夫婦関係にも似ている。どんなに喧嘩をしても、何があっても別れない。
相手を必要としている、というメッセージを出し続けることである。 相性の悪いのは、仕方がないが、
しかし少なくとも対話の訓練、いや、相手の話を聞く訓練はしておくべきである。でも、相性もあるか?
後記)たまたま、このテーマを取上げたら、去年の同日、家族について取上げていた。 不思議なことだ!           
            つづく  (。・∀・)ノ゛
・・・・・・・・・
2006年12月21日(木)
2088, 14歳からの哲学−1      才八∋ウ_〆(∀`●)   
   「14歳からの哲学」 池田晶子著 
                   − 読書日記   
「知ることより考えること」と、「人生のほんとう」と、「41歳からの哲学」と、
この「14歳からの哲学」の中から、その都度目についたテーマを考えてみる。
人間として、社会人として、家庭人として、色いろな問題を地頭で考えているから、
そして子供向きに書いてあるから、解りやすく、深いところが考えやすい。
 今回は、
    ー「家族」ーである。 
「家族」については、家庭崩壊が大問題になっている現在、その本質をつかまえておかなければおかなければなるまい。
 家庭内離婚の含めたら半分は家庭崩壊というが、その中で一人一人が夫婦とは、親子とは何かをしっかりと
 把握しておかないと両親の犠牲になったり、子供の犠牲になってしまうことになる。

カナダでは親の責任は高校卒業するまでという。卒業したら学費を夏休みと冬休みにアルバイトで稼ぎ出すのが常識になっている。 
観光地の若い従業員は殆どが大学生の学費稼ぎである。首相の子供でも、大金持ちの子供でも、もし親が出している
ということが知れると、一人立ちできない人間として軽蔑されるという。
どこかの国の、いい歳をしたフリーターとは「独立心・自立」という面で雲泥の差がある。

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12月21日(日)
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