ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2743, サブプライム問題と「ファウスト」 −1
   ほかに十クローネ。三十クローネ。五十クローネ。百クローネの紙幣にいたしました。国をあげて喜びにむせんでおります。
   町をごらんください。ひっそり死んであったようなのが生き返り、わき返っています。
   −−
  以上だが、
  皇帝がアメリカ大統領のブッシュか、メフィストはアメリカを支配しているユダヤ資本家か、はたまたロスチャイルドか?
  しかし、最後は、それ故に自壊していく姿は、喜劇になる。いや、壮大な悲劇である。 

・・・・・・・・・・
2007年10月08日(月)
2379, 人は60歳で何をしたか −5
            (p≧w≦q)オッ☆ o(≧▽≦)o ハァァァァァァ♪                 
  「人は60歳で何をしたか」 藤原治・著
 
まずはー大江健三郎『燃えあがる緑の木』ーから、印象的な部分を抜粋してみる。
ここでは、 大江健三郎の魂に対するイメージを鮮明に言葉にしている。「亡くなった人が、生まれる前から割り当てられていた、
森の樹木の根っこに戻っていく」 自分の両親は、どの木に戻っていったのだろうか?もし両親に、「この木と思う!」
と言われていたとしたら、 墓より意味は深いはずである。「自分の木を見つけておきなさい!」という言葉に
ハッとしたことがあったが・・ 今度は本気になって、自分の木を探すことにした。

知人の別荘?に、大きな大きな藤の木がある。多くの花が咲いた写真を見せてもらったが、祖先が集って咲いているのだろう。
そして、そこの根元に自分たち家族も行くと思うと心が安らぐはずだ。そこには会いたくない人もいるのかもしれない?が・・
多くの先祖が集っていると思いながら手入れをすれば、楽しいだろう! 自宅にも藤の花がある。
あれが母で、梅の木が父と思うと何か庭が違って見えてくる。 そうだ私達の木を植えよう?  
あまりそういうことを考えると、ここから出れなくなる!

ーP・50
「家庭おける環境が持っている『癒し』の力から、私は核時代の病んだ社会に対する、被爆者の『癒し』の力を考るにいたりました。
すくなくともいま広島.長崎で核兵器廃絶のために発言し、活動している被爆者たちに(略)社会全体あるいは惑星の人間全体に対する
『癒と』への積極的なねがいを見てとらぬわけにはゆきません」無視するには心苦しい大江は、還暦の頃どんなものを
書いていたのだろかと、ある種の郷愁を持って訪ねてみた。そうすると、『燃えあがる緑の木』三部作にたどり着いた。
しかも、大江は95年のノーベル文学賞発表の際、この『燃えあがる緑の木』三部作を最後に、創作活動を終え、
その後の執筆再開の予定もないと宣言していたのである。

これほど、本稿に相応しいシチュエーションはないと、本屋に走った。
だが待てよ、と思った。『燃えあがる緑の木』というタイトルから内容を、何も想像できない。
この本を読んでもまた、大江のことを何も理解できないかもしれない。 そこで、文庫本コーナーで
『私という小説家の作り方』も合わせて買い、読んでみてようやくわかった。
今まで、都会育ちの僕がわからないのも無理はなかったのだ。 『私という小説家の作り方』には、
今まで理解できなかった彼のキーワードが解説してあった。例えば「森」。
「森」は彼の出自と刷り込みを表しているという。『燃えあがる緑の木』にも、同様のキーワードが点在する。
「屋敷」「在」「十畳敷」「森の会」百草園」などだ。そんなキーワードは『私という小説家の作り方』を
読んだ後だったので支にはならなかった。それに主題はたぶん、次の言葉に尽きるのだ。

「私は魂のことをしたいと思います」

そうなのだ。魂のことを仕事にしたら、もうその先は何もないのだ。
それを大江は知っていて、『燃えあがる緑の木』を最後の著作にしようとした。
その「魂は、谷間や『在』の民家にらに体を残して浮ぴ上る。
そして、グルグル旋回しながら上昇して、生まれる前から自分に割りてられている
森の樹木の根方におさまる・・」とし、魂とキーワードとの関連を主題としていのだ。

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10月08日(水)
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