ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2406, カラスの話 −2
 実際の「予測順位」と「実績」の下に書く。
   《私はセリーグは巨人、パリーグはソフトバンクと予測したが、
    みごと外れてしまった。》
    ー記者の結果を見ると、
   ・セ/パ両リーグとも、1〜6位の順位を当てた記者は一人もいなかった。
   ・セリーグに関して、1〜4位まで当てた記者が一人だけいた。
    1位に中日を予測した人が6人中3人いたことと、
    巨人を4位予測が3人いたのは、さすがであった。
    それと、一位を6点、2位を5点というふうに点数をつけた
    順位がセリーグは1〜6位まで、記者の予測通りになったのには驚いた。
   ・パリーグにいたっては6人中5人の記者が、
    日本一位の日本ハムを5位と予測、全くの予測外れであった。
  総括として日本ハムが「新庄選手効果」の大きな緊迫感をエネルギーに変えて、
 「楽しむ力」にしたのが勝利の要因と結論付けていた。
 ところで、これを「12球団の順位当てトトカルチョ」として、
 面白おかし売り出せば面白いだろうに・・・
           モーニングコーヒーでも!
            ( ^-^)_且~~~
・・・・・・・・
2005年11月04日(金)
1676, 「自薦エッセイ集 魂の光景」−2

深く考えさせられる内容である。
 まずは、この文章を!
ー「イルカは跳んだーある感触」−

男はイルカのことを考え続けている。
イルカ一般のことではなく、1960年代の末ごろのハワイの海洋研究所に
飼われていた一頭のメスイルカのことを。このメスイルカは研究所の訓練者が呼子を吹くと
ある動作たとえば水面に跳び出て尾びれで水面を叩くという芸をみせて、餌をもらうように
仕込まれていた。その研究所に来る見学者にその芸をみせるのである。

ところがある日、その芸をしても餌はもらえない。
2時間休んで次のショーの時も餌をもらえない。 当然イルカは当惑して混乱して苛立つ。
そうして数日後14回の苛酷な、虚しい演技が終わったあと休憩時間に、
イルカは明らかに興奮した嬉しそうな顔をする。
そして15回目の舞台で、いきなりこれまでみせたことのない
4種類の演技を含む8種類の違った演技を、次々とやってのけたのである。
そして、やっと餌をもらえたのである。

それまでの毎回同じ演技をすれば餌をもらえる、という条件反射的行動から、
一回ごとに違った動作をしなくては餌をもらえないという複雑な一段上のルールを認識したのだ。
このイルカの話を、男(日野)はグレゴリー・ペイトソンの本の中で読んだ。
「ここでイルカはひとつの跳躍を、論理階型間のギャップのとび越えを
やってのけたである」とベイトソンは書いている。

このイルカのことを、男(日野)は考え続けている。
14回までの彼女の苦悩と不安を、14回目の後の休憩時間に起こった
劇的なひらめきを、そして15回目に実現した彼女の論理階型の新生を。

べトソンは
・初めのイルカの段階つまり単純な条件反射的行動を「学習T」となずける。
・それに対して、様々に起こる出来事、つぎつぎと置かれる事態の間に
 コンテクト(文脈・脈絡)を見出して、それに従って行動する(適宜修正しながら)
 段階を「学習U」と名づける。
 人間の場合は、幼児教育を終えると原則的に「学習U」の段階に到着する。
 教育とか、しつけはすべてこの「学習U」の強化でしかない。
 家庭の躾、学校教育、社員教育、勤務時間が終了した後の先輩達の新人のしつけなど。

さらにベイトソンの学習理論の独自さは、バートランド・ラッセルの「論理階型」
の考え方を導入して、「学習T」のメタレベルとしての「学習U」の上に、
そのまたメタレベルとしての「学習V」、
さらにそのメタレベルとして「学習W」まで想定したことだ。
ただし「学習W」は、論理的には要請できても、現在の進化レベルでは
「地球上に生きる生物がこのレベルの変化に生きつくことはないと思われる」としている。
 −ー

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11月04日(日)
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