ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2166, 日本の人口動態の推移
これは、成人した人がどのくらい生きるかを見るには適当でない。
とくに過去の時点では、乳幼児死亡率の高さが平均寿命を大幅に下げていた。
この時期を生き延びたものは、平均寿命より長く生きると期待できるのである。
この点を補正するには、「平均余命」という概念を使う。
これは、ある年齢に達したものがその後生存すると期待される年数である
(したがって、「平均寿命」は、0歳の平均余命である)。
リタイアという問題を考えるには、平均寿命ではなく、
60歳程度の人の平均余命を見るのが適切だ。
1891年〜98年(明治24〜31年)において、
60歳の平均余命は、男12.8歳、女14.2歳であった。
60歳になった人は、男なら72.8歳、女なら74.2歳まで生きると期待できた。
現在、この数字は、21.44歳と26.85歳になっている。
現在60歳である人は、男なら81.44歳まで、女なら86.85歳まで生きると期待できる。
60歳の日本人の平均余命は、この1世紀の間に、10歳程度延びたことになる。
ーーー
以上だが、成人になった平均寿命は、思ったほどは延びてはいない。
80年間で二倍になった人口が100年かけて元の6000万人に戻ると思えばよい。
「江戸初期から10倍、明治初期から4倍、昭和初期から2倍に増えた
人口が、昭和初期の人口に100年かけて戻る」ということだ。
これだけでも人口動態に関してチョッとした物知りになる。
人口減少に対し社会資本は比例しては減らないから豊かさは増える。
その現象に対し、自らを変えていくシステムを構築すればよいだけである。
その意味でも州制度をとり、それぞれの地区に州知事か首相を置いて、
思い切った権限の移譲が必要だろう。
(o ・д・)ツ バイ!
ーここで気がついたが、去年の同日に、やはり野口悠紀雄の
読書日記だった。
・・・・・・・・・
2006年03月09日(木)
1801, 日本経済改造論 ー読書日記
才ノヽ∋―_φ(≧ω≦*)♪
またまた野口悠紀雄である。
このところたて続き読んでいるが、
どの本を読んでも飽きさせないから不思議である。
この本では、現在の日本経済の不況の原因が
・1940年体制を起点とした戦時体制を引き継いだ1945年体制以降から
現在まで続いている間接金融による銀行支配にあるとしている。
・また日本企業のリスク回避的な行動にも原因がある、と指摘している。
従ってそれらを克服するには45年体制から続いている間接金融 から
直接金融に移行し、リスク回避的な企業が市場から直接資本を集め、
新しい事業を立ち上げない限り今後の日本経済は立ち行かなくなることを
指摘している。
企業がリスク回避的であることを利益率の低さから考察している。
食料自給率の低さこそが日本の食糧の確保を確かなものにしていると看破。
人口問題は、人口減少が問題なのでなく、年齢構造の高齢化が問題であると指摘。
日本企業の資本収益率は国際比較で見てもきわめて低いし、
長期トレンドとしてこれを高めることは容易なことではない。
郵政民営化は不要であり、他にもっとやるべき大事な仕事がある、
それは年金改革と税制改革などである。
第一章では、日本経済の現在を概観
日本経済はまだまだ巨大であり
2001年の時点では、アメリカの半分
中国の4倍 ドイツの2倍 ロシアの25倍もある。
但し、農業とサービス業は生産性が低いとみている。
第二章では、1940年代体制とバブルに書いている。
その体制がアメリカの間接統制の政策の結果として
現在も官僚統制として続いているとみている。
その一つとして銀行システムもそのまま残った。
それらの結果として間接金融と民間企業は閉鎖的システムになってしまった。
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03月09日(金)
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