ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1471, 『冥途のお客』を読む
遠藤周作は生前、著者に死後の世界があるかと尋ね、あるならば互いに先に
死んだ方が幽霊になって「あった」ということを知らせようということになった。

 すると、ある日、霊能者の江原と電話で話していたとき、江原が遠藤周作が
著者の家に訪ねて来ていると述べた。
江原が実況放送のように遠藤や開高健、有吉佐和子などの言葉を伝えるわけだが、
遠藤はあの世で世直しをする仕事があるなどと述べているし、なかなか面白い
内容になっている。

 しかし、著者は霊能者の霊視を次のように述べている。
 「霊能者の霊視の範囲は人によってそれぞれに違う。
霊能者の眼にはあの世の様相すべてが見えるのではなく、時には断片であり、
人によって見える角度が違う。(略)
従って、A霊能者とB霊能者のいうことが違うからといって、
どちらを信じどちらを信じないと決めることは出来ないのである。
(略)綜合的に判断することが出来るのは、そして霊能者の優劣、
あるいは真贋(しんがん)を見抜くのは結局は自分なのである。
高い人格を感じる人物を私は信じる。それには自分も無心にならなければならない」

 霊界があるかどうか、幽霊が存在するかどうか、改めて考えたくなるほど、
リアリティーを感じさせるエッセー集である。

ーあとがきより
以上の話を真実と考えるか、妄想駄ボラと思うかは読者の自由です。
私はただ実直に、何の誇張も交えず私の経験、見聞を伝えました。
これらの体験を書いて人を怖がらせたり興味を惹きたいと考えたのではありません。
死はすべての終わりではない。無ではない。
肉体は滅びても魂は永遠に存在する。
そのことを「死ねば何もかも無に帰す」と思っている人たちにわかってもらいたい
という気持ちだけです。三十年にわたって私が苦しみつつ学んだことを申し述べたい。
ひとえにそれが人の不信や嘲笑を買うことになろうとも。
私にはそんな義務さえあるような気さえしているのです。
この世でわれわれは金銭の苦労や病苦、愛恋、別離、死の恐怖など、
生きつづけるための欲望や執着に苦しみます。
しかし、それに耐えてうち克つことがこの世に生まれてきた意味であること、
その修行が死後の安楽に繋がることを胸に刻めば、「こわいもの」はなくなっていく。
それがやっと八十歳になってわかったのです。
この記述によって好奇心を刺激された人、この私をバカにする人、
いろいろいるでしょう。でもたった一人でも、ここから何かのヒントを得る人が
いて下されば本望です。その一人の人を目ざして私はこの本を上梓します


目次


あの世とこの世

怪人の行方

どこまでつづく合戦ぞ(1)

どこまでつづく合戦ぞ(2)

ノホホンと天国行き

心やさしい人への訓話

生きるもたいへん 死んでもたいへん

珍友

地獄は……ある。

あの世からのプレゼント

狼男は可哀そうか?

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2004年04月13日(火)
1106, 大逆転-ヘビー級の醍醐味

昨夜、ヘビー級の世界タイトルマッチを見ていて驚いた。
圧倒的有利のウラジミール・クリチコフが、サウンドバックのように
相手選手を攻め立てていた。そして4回に相手選手がダウンをきっし、
ノックアウト寸前。
5回はいつダウンをするか一方的の試合になってしまった。

そしてラストの40秒前に、相手のパンチが当たって、最後0秒で
劇的大逆転でクリチコフが負けてしまった。
数年に一度見れるかどうかの面白い内容であった。
映画の「ロッキー」を見ているようであった。
ヘビー級はこれがあるから面白い!

当り前のことだが、見ていないと、その面白さがわかるわけがないが。
9回2アウトからの大逆転のようなものである。

最盛期のタイソンが日本でまさかの敗退や、レノックス・ルイスが
数年前に負けるわけのない選手に一発で負けた試合を思い出す。
しかし今回みたいに、サンドバックのように一方的に攻められていた選手の、

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04月13日(水)
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