ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1046, ノンアルコールに切り替えて
50年も生きていると、さまざまなバカに遭遇するものである。
だが、幸いなことに、バカのかたまりという全身バカには意外と出会わなかった。
そこそこのバカ、「折々のバカ」、時々発症する季節バカには随分とであったが。
わたしもかってはその一員っであることはあったが(30歳まで)。
しかし広く世の中を見渡してみると、感動的なことに、正真正銘のバカは
やはりいるものだ。長ずるにつれて、全身バカも少なからず存在するものだ、
ということがわかった。
本書は、そのようなまれに見るバカ(だけでない)の生態に関する物語である。
・・・・・
本書での「バカ」は、学歴なんかとはまったく関係がない。
性別も年齢も、収入も地位も関係がない。
うれしいことに、一流大学を出ていて一流企業に勤めていて法外な収入があって
地位がありながら、掛け値なしの「バカ」という者もいる。
悲しい事に、学歴も地位も収入ないけれど、やはりどこから見ても
やはりバカ「としか言えないような人」も当然いるのだが。
本書は「バカ」の定義にはこだわらない。一方的にわたしが、こいつが「バカ」
だと思った人間が「バカ」なのである。
・・・・
バカになにをいっても無駄である。なぜなら、他人の言葉など右の耳から
左の耳に素通りしてこそバカだからである。
内省するバカなど語義矛盾もはなはだしい。・・
現在の日本は、「幸福になったバカ」の天国である。
・・・
感想文−1
ーーこの文章だけでも何かすっきりする。
わたしの書きたい事をすべて書いてくれているようでいて、
わたしのすべてを書かれているようだ。
以前も書いたが、「男はつらいよ」の中で、頭の軽い男に「このバカ!」と言った人
にその男が「バカにバカという奴が一番バカだとお母ちゃんが言っていたぞ」
とやり返す場面があったが。
一番バカが書いていると思って読んでいると、奥行きが広い本に思える!?
ーつづく
新書
著者: 勢古浩爾
出版社:洋泉社
ISBN:4896916018
サイズ:新書 / 248p
発行年月: 2002年 01月
本体価格: 720円
WEB紀伊国屋
☆☆☆
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2002年02月14日(木)
331,、お見舞いの手紙− 堀井正子さんへ
お見舞い申し上げます。
どう見舞ったらよいか?私の仕方で最善と考えてこの本
(フランクルの<生きる意味について>)を贈ります。
非常に深い内容のある本です。
今度の貴女の病、あなた自身にコペルニクス的大転換
(人生に何を要求するかより、人生そのものが貴方になにを求めるか?)
の問いの大転換のチャンスです。
この本を読んでいるうちに、何かが見えてくるのではないでしょうか。
<過去の総てを肯定し、容認すべし>
父が死を目前にした時「もう一度、同じ人生を・・」と言っていました。
これは非常に深い言葉だったと思います。
それも知識より触発された言葉でなく「苦しみの底より掴んだ言葉」
だからこそ父のこの言葉を素晴らしいと思います。
貴女の場合
「池津屋とともに生き、そしてそこを去り倒産、そして音楽の先生
という人生」はそのまま安穏とした人生より、はるかによかったという見方です。
自分の人生の総てを肯定する見方です。
この数年父の心境が判りかけています。
「社会的自分を一度すてて、真なる自分」を今一度じっくり見つめ直す時期です。
「過去の総てを肯定する視点をもつべし」これは私が言った言葉でなく
フランクルがいっている言葉です。
神が一日だけ、この世の中にある人を呼び戻したそうです。
総てが光輝いて見えたそうです。
娑婆の人間に「何故それが見えないのか?」
「どうでもよいこと、娑婆の表象」に流されているからだと思います。
そのゴミの中で生きているからです。
それを餌の種にしているからです。
これを機会に真実に生きてください!
ご自愛のほど!
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02月14日(土)
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