ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■855, 「借りた金は返すな!」ー読書日記
 自分たちの失敗で不良債権はどんどん膨らみ、立ち行かなくなった銀行は国から税金をジャブジャブ注いでもらって、それでもダメ。なのに銀行の経営者の誰か一人でも責任を取った人がおりますか?(略)
 こんな銀行にいじめられっぱなしで、「借金を返せないのは自分が悪い」なんて考えたら、それこそ人がよすぎます。
「借りた金を返」さない、その方法とは。簡単に抜き出すとこういうことになる(これは一例)。
どうしても資金繰りのめどが立たず、返済の減額交渉をしなければならない状況になったとしても、事前に状況を説明しておくのとおかないのでは大違いです。
前もって話しておけば、すぐに交渉が成立することが多いのに対し、いきなりの場合は、話すら聞いてもらえないというケースもあり、その対応にはまさに天と地ほどの差があります。
で、交渉でどうするかというと、「リスケジュール」というのをする。
リスケジュールとは、返済の条件変更のことです。要するに、「月々50万円の返済額を25万円に減額してほしい」とか、「月々10万円は払えないけど、4万円なら払えます」といった交渉を、金融機関とすることです。(略)例えば、月々60万円の返済金を2年間だけ25万円に変更できたとします。
すると差額の35万円×24ヶ月で、840万円が浮きます。
これは840万円を新しく借りたのと同じことになります。
最初にも書いたが、連帯保証人がどれだけ怖いか、という話。
「連帯保証人」というのは、自分が借りたわけでもないお金を、主債務者の代わりに、原則一括で返すという、まったく理不尽な役回りです。こんな制度は即刻廃止すべきです。
(略)これはアメリカだけに限ったことではなく、今や連帯保証人制度のある国の方が珍しいのが実情で、現在このような悪しき習慣が残っているのは、発展途上国か日本を含めた東洋のごく一部の地域くらいのものなのですね。
 そもそも連帯保証という制度は、封建制度の悪しき名残であり、戦時中に
はびこった地域連帯責任、親族連帯責任、職場連帯責任などのあらゆる連帯責任と同じ発想で、一種の合法的な「拉致、人質制度」です。
とにかくデフレ、不況と言われている現代、「いざ」という時に慌てないために読んでおいたほうがいい必読書。金が回らなくなってからでは遅いかもしれないのだ。

08月07日(木)
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