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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■「真の愛国心とは」(笑)
いや、別に茶化すつもりはないんだけどさ。

日本って、(いろいろ「理由」とか「事情」はあったにせよ)20世紀後半には一度も「戦争をしかけた」ことがないじゃん?

「戦争をしない」ということが憲法にもはっきり書かれているじゃん?
(実はまだ守られていないけれど)「軍備を持たない」ことになってるじゃん?

こんなすばらしい国、世界では他にまだないよ!

それこそがわたしたちの「民族の誇り」であり、「武力行使をしない」ということを守り通すことこそが「愛国心」なんじゃないの?

軍隊持たないとプライドが守れないなんて、20世紀の遺物だよ。

自衛隊がイラクに行っちゃった時、なんだかしらないけれどすごく後悔したの。
その気持ちがどういうことなのか、長いことよくわからなかったけれど、今ははっきりわかる。

あの時、日本人の誇りが踏みにじられたんだ。

もちろん、こんな「愛国心」だの「民族の誇り」だの言い出せば、他民族から言われるだろう。
「何を綺麗事言ってる?
補償も謝罪も中途半端な上に、未だに戦争犯罪者たちを崇めるような奴らが政治をやっているおまえらの、いったい何が愛国心だ?
何が民族の誇りだ?」
と。
確かに、そのとおり。

だから、わたしたちは愛国心や民族の誇りを回復させるために、「二度と過ちを繰り返さない」と誓い、「非戦」をすべての日本国民が共有する大切な価値観としていくのだ。

こんなに潔い姿勢があるか。
(戦争犯罪者は絶対に許さない)

こんなに優しい価値観があるか。

この点において、日本は世界一なのだ。

いかなる武力行使もせずに国家として自立していくこと。
確かに「そんなの綺麗事、不可能な理想」と思われてしまうほど、大きな困難を伴うだろう。
しかし、歴史は前に向かって進んでいく。
(もちろん「前」を向けば全てが正しいなんて単純なものでもないけど)

20世紀にはまだ全く不可能だったけれど、
21世紀には、ぜひこの崇高な理想を実現に向かわしめるのだ!
08月10日(木)
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