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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■朝の夢 主治医
★1・朝の夢
★2・主治医
★1・朝の夢
(2004/09/27記す)
(ず〜っと前にオンラインで原案帳を書き始めたばかりの頃、ノートパソコンを使っていたので枕もとにそれを置いて目が覚めたらすぐ、その時に見ていた「夢」を書き付けていたことがあった。それの表題が「朝の夢」。久しぶりだな〜……)
夢の中で、わたしはまだ外見的には男の姿をしていた。
わたしは彼女と一緒に、市内にある大きなショッピングセンターにいた。
彼女は、赤いジャンパースカートを欲しがった。
それはとても安いものだった。
安くてしかもそれを彼女がとても気に入った、ということを、わたしは素直に喜んだ。
そうして、こう思ったのだった。
「わたしはこの人のことをこうやって思いやれる人間であることができるんじゃないか!」
とても幸福だった。
同時に、その幸福が、現実には跡形もなく壊れてしまったことも、わたしは知っていた。
いや、わたしが壊してしまったのだった。
目覚めたわたしは、泣いた。
「幸せだった頃の記憶」は、今がそうでないことを残酷なかたちで知らせる。
しばらくわたしは、過去に引きずられて後悔していた。
けれども、今のわたしは今のわたしでしかない。
今からでも、できるだけの幸せを感じ取れるように生きていきたい。
それこそが、彼女に対してわたしができる、精一杯の償いだから。
(そんなこと言ってないで、匿名でもなんでもいいから彼女に送金してやれよ、という声が
わたしの心の中で内陸の冷たく乾いた風のように吹きすさぶ。
でも、いくら焦ってそんなことをしようとしても、双方にとって何も良い結果をもたらしはしない。
もちろん、早く送金できるくらいには健康になりたい。<精神的に
そのための努力は決して欠かしてはいない。
何よりも、自分に対してそう思えるくらいには「回復」してきているのだ。
わたしは、そういう自分をまず自分が評価してやらなくてはいけない、と思う。
まあ、できれば、こっそりと、誰にも見えないところで。
だって、人からよく見えるところでそんなことしても、レベルの低い自慢になってしまうから。
今はまだそれも充分にはできない、っていうか、こんなふうに
「人から見えるところに文字化して残す」やり方でしか
自分を確認できないので、仕方ない。
自然な自己肯定のできる安定した自分を、早く育てたい、けど、
焦るな、自分……)
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★2・主治医
(※ある掲示板に「ご報告」というタイトルで書き込みしたものです)
ご心配おかけしました。
「事後報告ができない」というのも、わたしの対人関係でけっこう大きな課題です。
(それでかなりの人間関係を失っています。もっとも、そうじゃないとわたしはむさぼるように人間関係を「増やしていく」ところがあるので、自然に淘汰されていくことになるのはある意味仕方ないのかも…… でも、無思慮に「増やしていく」のも不可抗力みたいに「失っていく」のも、むやみやたらみたいになってしまうのは悲しいです。本当はだいじにしたい人間関係を失ってしまうこともあるので……
気を取り直して)
土曜日の午後に「主治医」のところに行ってまいりました。
受付で渡された番号は「76」、今受診しているのは「47」……29人待ち!? という相変わらずの状況。ため息……
先生にちゃんと話せるかどうかの予行演習も兼ねて、まずカウンセラーさん(修行中?わたしと同じくらいの世代の女性)のところへ。
カウンセリングがまるで診察までの「時間つぶし」みたいに扱われているのはすごく「??」なのですが、位置付けが曖昧なことでかえって受ける人が少なくなり、結果的にかなり時間をとってもらえるのです。
1時間くらいかけて、自分がどうしたいのか、どうしてほしいのか、カウンセラーさんに聞いてもらいながらまとめていくことができました。
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09月25日(土)
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