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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■GIDしずおか第3回フォーラム開催!
=速報=

本日、大島俊之先生(神戸学院大学法科大学院教授)をゲスト講演者としてお呼びして、GIDしずおか第3回フォーラム『性同一性障害と法律・社会』を開催しました。
参加者は56名。一地域としてはかなり多い参加者数なのではないか。

大島先生のお話の前に、当事者の割と多くにとっては「あたりまえ以前」の、でも今回が初めて参加という人たちにとっては「初耳」な、性同一性障害についての基礎知識を会津が解説(相変わらず話が長い?)。
その最中に大島先生が到着、長くなりそうだった話を中断して講演に入っていただいたので、なんか効果的だった。

大島先生のお話は、今回の法(性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律)制定にいたるずっと前から先生が「性同一性障害者の戸籍訂正又は変更」について研究し、それが日本でも早急に実現されるべきだと主張しつづけてきた、というお話から、法制定の経緯、更にこの法律が現在抱える問題点や今後の展望に至るまでを時間内にきっちり説き明かしてくださった。

その後、休憩時間を挟んで質疑応答に移り、会場からの質問への回答に交えて「人権としての性」にも言及した内容を、大島先生と会津のトークに近いかたちで語り合うことができた。
その部分について特に聞きたいと思っていそうな顔ぶれがけっこう多く見えたので、ちょこっと配慮した……つもりだけど、そのお話をメインにしたらもっともっと話は続いただろう。
このことは、会津自身にとってもかなり大きな関心事。
大島先生とそのことまで含めてお話できたのは貴重だった。

終了後、市内「辰金」にて打ち上げ。
うなぎが上品な味でおいしい。
大島先生も大いに盛り上がってくださり、ホントみんなミックスで語り合った。
更にその後、ゲイバー「プチきの娘」へ(その場にいた3分の2以上が)移動し、また盛り上がった。

よくゲイバーやそこで働く人たちを「GIDとは違う」といって事実上差別する人がいるけれど、確かに「違う」人もいるけれど、きっとGIDに違いないという人もいるし、その境界は曖昧だ。
いちがいに決め付けることも、決め付けて差別することも、許されないと思う。
この人たちだって、自分の人生賭けてこの仕事をしているのだから。

とにかく、すっごく楽しい夜でした。

フランスとケベックの香りもほのかに♪

=以上、速報でした♪=
06月26日(土)
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