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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■Live at "EXPERIENCE"
会津里花 Select Live #6 @EXPERIENCE 2004.06.23.

1. 赤い花・白い花
2. I Want To Hold Your Hand
3. I Call Your Name
4. Things We Said Today
5. People Get Ready
6. MOON
7. Serenity Prayer
8. NOTHING
9. Where The Boys Are
10. Fields Of Gold *
11. The Rose *
12. Time After Time
13. She Loves You
Encore
14. Get Back

……と、まあこんな感じの選曲。
ふと気が付いたら13曲もやってて、その上アンコールまでつけて約70分。
途中の"Serenity Prayer"は、AAやACの自助ミーティングなどでおなじみ(?)の「セレニティ・プレアー(平安の祈り)」に曲をつけたもの。
まだそんなに良い出来栄えではないけれど、歌ってみた。

「*」がついてる曲は、ピアノ伴奏になんとわたしのソプラノサックスで間奏ソロ!!だったんですねえ〜。
ブラバンにいたおかげで、ほんの少しだけどサックスが吹けるのです。
おもしろいよ〜。何が?って、同じソプラノサックスでも、わたしのはアルトサックスみたいに曲げた形に作ってあるのね。
ふつうはソプラノサックスといえばまっすぐストレートで、そのせいか音色がアルトやテナーなんかと比べるとかなり違う(ように聞こえる)けれど、わたしの「カーブド(curved)」ではなんだか音色そのものまでアルトサックスとちょっと似た感じに聞こえるのです。
まあ、わたしの演奏の力量がまだまだたいしたことないので、音色というよりもちゃんと吹けてないだけなのかもしれないけれど。
でもとりあえず、サックス・ソロらしきことはできました。は〜、自己満足(あれれ?)。
いっぱい練習して、満足の前の「自己」が消えるようにしたいなー。

自分は満足だけどお客さんが聞いてて満足できたかどうか今いちわからない(=あんまり満足してくれなかった、という場合が多い)と、わたしの「自己満足」も今いち。
わたしは、どれほど客観的に見て(聞いて)良かったと言われても、自分がその演奏に満足しないと気が済まない。
そうして、わたしの「自己満足」は、お客さんが心から楽しんでくれて初めて得られるものなのだ。
ただ「自分の満足よりもお客さん優先」とは思っていない。
ていうか「滅私奉公」みたいなことやってるわたしを見ても、誰も喜んでなんかくれないと思う。
わたしは自分の「満足」の基準がそんなに甘いとは思っていない。
何しろ、自分の演奏は自分がいちばんよく聞いて、見て、知っているから。
そりゃ、他人が聞いて「それじゃ違うんじゃない?」ということもあるし、自分一人では気付かない過ちも多い。
けれど、そうやって他人から指摘されたことでも、自分自身がそれを改善できた、という手ごたえがない限り、わたしは満足しない。

わたしにとって「自己満足」は、お客さんが心から喜べる、ということも含めてかなりレベルの高いものなのだと思う。
その証拠に、今までただの一度だって「これでいい」と思ったこと、ないもん。(←ダメじゃん!)
「まあ良かったかもしれないけど……」の後に、必ずあそこはああだった、ここはこうすればよかった、と次から次へと改善しなければならないことが出てくる。
……あ、そんなの当たり前か。
誰だって、その表現で自分を複数の人たちに向かって表す、というより投げ出して、それでその人たちが感動したり笑ったりすっきりしたりしてくれる、ということにとても重要な「自己満足」の基準が張り巡らされているものなのだ。

さあてと、音楽活動のやり方、少し変えていったほうがいいかもしれないな……
06月23日(水)
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